アイコン 仁義なき戦い第3ラウンド、北九州市長選 やっと麻生勝利 武内和久市長誕生


麻生×二階(武田良太議員)の仁義なき戦争、それは2016年10月の鳩山邦夫氏の弔い選挙から勃発、ブリヂストン(久留米市ゴム御三家)を背景とした鳩山二郎氏が圧勝、一方、麻生氏と犬猿の仲だった古賀誠氏が手を組み、自民党県連会長の倅氏を担ぎ出し挑み大敗。二郎氏には武田氏が支援、小池都知事(初当選直後)も緊急応援に駆けつけ、自民党の「二階+無派閥」×「麻生+古賀派」の戦争となっていた。鳩山二郎氏は(元)統一との関係者で現在、二階派に所属している。

第2ラウンドは、2019年の福岡県知事選、3選を目指す小川現知事に対して、麻生氏は第一ラウンドで小川知事が自民党県連会長の倅氏の応援をしなかったとして、武内和久氏を擁立して戦わせたが、二階派(武田良太氏ら)や福岡七社会が支援した知事が圧勝していた(なお、小川氏は21年3月がんで辞任/同年11月逝去)。

今回の第3ラウンドが今回、
北九州市議会の一部が竹内氏を支援、自民党は市議会主流・県連とも津森氏の支援に回り、県連は津森氏推薦を自民党中央本部に要請、しかし、麻生氏は最後まで署名せず森山選対委員長に一任の形で津森氏は推薦を取り付けた。ほかの政党の推薦や支持・支援を受け磐石な体制で津森氏が優位と思われた選挙だった。津森氏を担ぎ出したのは麻生氏とは対立関係にある武田良太氏であった(元筑豊炭鉱の飯塚市の麻生氏と田川市の武田氏の構図)。

 

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しかし、殿様選挙の津森氏に対して、昨年8月に出馬を表明し、北九州で1000回あまりに及ぶ街頭演説や集会を開催しドブ板選挙に徹した竹内氏が勝利した。

2019年知事選で竹内氏を擁立した麻生氏であり、当然、今回の選挙では裏で麻生氏・麻生派が支援した。
また、新コロナ・高物価の世情にあり、市民が政党に期待していないことを表明した選挙ともなった。

津森氏は各政党の支援があり、北九州出身でもありながら敗れるとはよほど人望がないようだ(武内氏は福岡市出身)。

今回の選挙は、5選目を狙った北橋市長(69歳/2007年~)が、自民党から多選を理由に支援を断られ、あっさり引退を表明した経緯がある。
北橋市長は国会議員時代から統一との関係者である民主党の国会議員から、2007年に北九州の市長に鞍替えした経緯があり、今回は戦わずして自滅していた。その北橋降ろしの急先鋒の一人が麻生氏でもあった(4選でも麻生氏からケチョンパに言われっ放しだった)。

☆武内和久 無所属・新 当選 12万6,839票/厚労官僚 51歳 福岡市出身
(政党推薦なし/自民麻生派自主支援)

★津森洋介 無所属・新 落選11万2,614票/内閣官僚 国交省⇒内閣参事官 47歳
(自民・立憲・公明・国民民主・連合福岡が推薦+社民支持+北橋市長・県連支援)北九州市出身

★永田浩一 無所属・新 落選2万8,336票/医師 共産党支援

★清水宏晃 無所属・新 落選2万7,788票/会社代表 (北九州JC理事)

福岡では元気印だった二階派の凋落かもしれない。

[ 2023年2月 6日 ]

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