アイコン 米国の6月の自動車販売台数20.8%増 高金利の購入ローン関係なし


米国はインフレ退治の高金利であるにもかかわらず、総就業者数の増加、賃金上昇により、購買力が強く、消費拡大、これにより、宿願のインフレの沈静化は遠退いている。自動車の購入ローン利率も当然高くなっている。
米国は景気拡大基調、
ウクライナ戦争特需(兵器産業フル操業)、保護貿易主義のCHIPS法・IRA法により、半導体工場・EV用バッテリー工場、それらの材料メーカー等の巨大工場が全土で20ヶ所以上建設中もしくは決定済となっている。 そうした進出地にはアパートや住宅が新たに建設されることになり、経済波及の相乗効果は建設中もその後の工場操業においても大きい。
米FRBがインフレ退治に高金利策、一方、バイデン大統領がインフレ促進策、結果、米国のインフレは茶番也。
米国は高いインフレでも賃金が上昇しており国民の不満はさほどない。
日本は賃金が30年前から減り続けているが、今回の高いインフレでも国民の不平不満はまったくない政府にとって都合の良い、使い勝手の良い国民。

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韓国勢は投資意欲が格段に強く、自動車ではその投資効果が結実してきている。技術やデザイン格差はドイツ勢から生産からデザイナーに至るまで幹部を引っこ抜き現場投入、持ち前の宣伝力の相乗効果で、火災による大量リコールなど屁ともせず、販売を増加させ続けている。
半導体不足も早期に難を逃れ、EVも低価格車も含め投入し、米社会のニーズに応える商品群並べ奏功している。米国では上昇気流に乗っており、そのまましばらく増加し続けることだろう(EVはIRA法で補助金対象外となっているが、総じて大きく販売を増加させ続けている)。
日本勢は、投資せず銭を貯め込む名古屋商人根性の豊田前社長のEV開発の大幅遅れ・失敗から、苦戦を強いられている。
時代を読めない人は会社を去るべきではないだろうか。
ホンダはエアバック問題で、日産はゴーン問題で欧米紙から人種差別のように何回も何回も散々タタカレ、それまでの勢いをなくしてしまった。
次の世界は台湾問題を抱え、日本企業の中国市場に依存する体質は危険でもある。
依存率の低下と世界市場への分散化がのぞまれる。
EVのない日本勢はすでに中国市場で売れなくなっている。
お調子者の調子に乗った米追随強硬発言の連発も中国民を刺激した可能性もある。4・5月訪日客数もほとんど増加していない。中国市場での6月の日本勢の自動車販売台数が気になる、7月11日前後に発表される。


スクロール→

 

米国 /千台

 

23年

22

21

前年比

1月

1,065

1,002

1,109

6.3%

2月

1,161

1,058

1,196

9.7%

3月

1,384

1,249

1,605

10.8%

4月

1,357

1,256

1,512

7.7%

5月

1,374

1,115

1,586

23.2%

6月

1,385

1,147

1,300

20.8%

7月

 

1,147

1,291

-11.2%

8月

 

1,151

1,095

5.1%

9月

 

1,118

1,007

11.0%

10月

 

1,185

1,055

12.3%

11月

 

1,138

1,022

11.4%

12月

 

1,286

1,221

5.3%

22累計

 

13,852

14,999

-7.6%

23累計

7,726

6,827

 

13.2%

 

米、6月の自動車販売台数 2023年

 

車種別

台数

前年比

1~6

前年比

 

小型トラック

1,094,110

22.1%

6,079,553

13.1%

 

セダン

291,323

16.0%

1,632,738

9.7%

 

合計

1,385,433

20.8%

7,712,291

12.4%

SUVは小型トラック

6月、米国のメーカー別自動車販売台数

2023

6月

前年比

16

前年比

合計

1,385,433

20.8

7,712,291

12.4

1

GM

234,940

15.1

1,288,580

18.5

2

トヨタ

193,236

-0.3

1,038,520

-0.7

3

フォード

175,700

16.2

999,766

9.9

4

ステランティス

147,190

9.0

806,786

-1.3

5

ホンダ

111,498

56.9

631,532

24.8

6

日産

81,203

47.3

480,171

25.0

7

現代

75,354

11.5

425,847

15.2

8

起亜

70,495

8.2

394,333

18.3

-

 (現代G)

145,849

9.8

820,180

16.6

9

テスラ

59,635

39.5

336,892

29.7

10

スバル

55,168

27.8

304,089

15.3

11

ベンツ

31,793

-2.2

168,832

-3.4

12

BMW

30,075

14.2

170,414

11.7

13

マツダ

29,786

96.9

183,783

28.7

14

VW

25,763

-4.9

144,787

1.1

15

Audi

18,927

11.3

108,345

29.7

16

ボルボ

12,933

53.3

59,750

18.1

17

三菱

7,670

31.0

45,540

-15.8

18

ポルシェ

7,176

12.0

36,335

11.7

19

ランドローバー

6,154

74.4

33,382

27.2

20

Rivian

4,242

189.0

20,586

261.5

21

MINI

2,717

18.6

14,869

23.8

22

Polestar

1,120

50.9

5,181

38.6

23

ジャガー

655

2.2

4,322

-3.6

24

Lucid M

608

202.5

3,065

225.4

25

VINFAST

373

-

850

-

26

Karma

1

-95.0

18

-85.9

27

その他

1,021

-0.2

5,716

17.0

VINFASTはベトナム最大のVIN財閥の新興企業、2017年9月設立・・・カーデザインはイタリアの著名カーデザイナーに依頼している。自動車社長は元GM副会長。GMのベトナム工場買収・・・、米国にはベトナム人が147万人居住。

[ 2023年7月 7日 ]

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