１５日の清州市五松のアンダーパス浸水・死者１３人に
９日から続く豪雨により、東部の小白山脈を発し、大田市、青洲市、群山市-黄海に流れる「錦江」（韓国の４大河川の一つで全長３８８キロ）が青洲市で氾濫し、洪水統制所が浸水事故の４時間前に発表した洪水警報と２時間前に電話で行った避難要請にもかかわらず、管轄の地方自治体は、何の措置も取らなかったことに起因しているという。
水が堤防を越えて道路に押し寄せているにもかかわらず、地域の道路管理事業所はCCTV（防犯カメラ）で監視していたはずだが、その間、地下車道にさしかかった１５台を超える車が猛烈な勢いで流れ込んできた泥水になすすべなく水没した。
１５日朝、忠清北道清州市五松邑宮坪の高速道との立体交差の下部の第２地下車道は、僅か５分あまりの間に水没した。
同地下車道で確認されたのは、死者だけでも１３人となっているが、まだ全容は明らかになっていない。
こうした洪水被害が少ない地域では、その判断が未熟で対策が遅れ、対策に至らず、こうした大被害に生じる。
こうしたアンダーパス浸水事故は、全国統一でマニュアル化し、担当責任者を毎年研修する必要がある。
あと５年もすれば、地域の広報やＳＮＳ含む多くの最新情報を生成ＡＩが収集し、自動でアンダーパスの通行禁止を発することになるだろう。赤信号か、進入禁止板。知識・恣意・判断・・・人ほどあてにならないものはない。
結局こうした大惨事が発生して初めて対策が取られる。しかし、政治家や市民たちの多くがのど元を過ぎさせ、そうした頃合に再びこのような惨事が発生する。（日本も同じ）
１７日午前現在、
1、死者は
慶尚北道が１９人、
忠清北道が１６人、
忠清南道が４人、
世宗市が１人の計４０人。
２、行方不明者は
慶尚北道８人、
釜山市１人の計９人
３、忠清南道と慶尚北道を中心に公共施設６２８件、
４、住宅などの私有施設の被害３１７件。
５、道路斜面の流出・崩壊１４６件、
６、道路の破損・流出が４９件、
７、河川の堤防の決壊が１６９件
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