アイコン 降り続く韓国豪雨 死亡41人 うちアンダーパス14人 米国では熱波


韓国の中央災難(災害)安全対策本部は18日午前、9日から降り続いた大雨による死者は41人、行方不明者は9人と発表した。
その後、土砂崩れが起きた南東部の慶尚北道・醴泉で、安否が分からなくなっていた住民とみられる1人の遺体が見つかった。
雨は降り続いており、全国で約5700人が今も避難先から帰宅できていない。
冠水などによる農耕地の被害面積は3万ヘクタールを超える。

施設被害は忠清南道と忠清北道、慶尚北道、南西部の全羅北道を中心に公共施設912件と私有施設574件が被害を受けた。

 

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忠清北道・清州市の主要路線のアンダーパス水没事故では、14人の死亡が確認されている。水没した車両は17台が確認され、なかにはバスもあり運転手は乗客を避難させるため、窓ガラスを割り続け、そのまま亡くなっている。
アンダーパスから2キロ離れた錦江(韓国で3番目に大きな河川)の支流で河川が決壊して瞬く間に濁流がアンダーパスに到達したもの。当支流では護岸の改修工事行われており、工事箇所の護岸がほかより低く、土嚢を積み上げられていたが低く全体の補強もなされていなかった。その工事箇所から護岸が崩壊し、河川の濁流がアンダーパス一帯に押し寄せたものという。

全国での道路被害の法面流出・崩壊157件、
道路の破損・流出60件、
土砂流出131件、
河川の堤防決壊159件あった。
住宅浸水は274棟、破損が46棟。
田畑の冠水と落果、流出・埋没による農作物被害は3万1064.7ヘクタール(サッカー場約4万3000面相当)。
鶏を中心に家畜が死ぬ被害は69万4000羽・頭。
高速鉄道(KTX)のうち中央線と中部内陸線と、一般列車の11路線が運転を見合わせている。

韓国気象庁によると、京畿道南部と江原道の一部、忠清道、南部地方、済州島に大雨に関する警報・注意報が出ている。18日から19日にかけ、忠清道と南部地方、済州島では100~200ミリ、多い所では250ミリ以上の雨が降ると予想されている。

<米国>
一方、米国では、ディスバレーが50℃を超え、フェニックスでも45度を超え、ラスベガスも39℃を観測している。ロスなど加州西部の都市は例年の気温だが南部から中西部のプレーリー地帯を熱波が襲っている。

<気圧配置>
九州に張り出していた太平洋高気圧(1016hPa)は弱く、その中心も遠ざかり、大陸性高気圧(弱い1010hPa)との谷間=梅雨前線は再び南下し、今後、九州南方沖まで南下し続け、再び九州に雨をもたらすと予想されている。九州での梅雨明けは7月23日以降になるようだ。

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[ 2023年7月18日 ]

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