トヨタの全固体電池の協業相手はパナ社ではなかった 出光と合意
トヨタと出光興産は、EV=電気自動車の今の電池よりも性能が高い次世代の「全固体電池」の量産化に向け、協業することで合意した。
両社は、量産化に向けた実証を共同で行うほか、将来の事業化に向けた検討を行う。
トヨタは、早ければ2027年にEVでの全固体電池の実用化を目指していて、そのほかの自動車メーカー各社も実用化に向けた研究開発を加速させている。
トヨタはEV用バッテリーではLGと組むが、LGが総額4兆ウォン(約4400億円)を投資し米国でトヨタ向けの工場を建設、トヨタが全量買い取る。年産20Gw計算。ただ、LGの電池モジュールはトヨタケンタッキー工場で電池パックに組み立てられるという。
また、トヨタはLG化学と正極材の供給契約を締結、額は2兆8600億ウォン(約3160億円)、これはEVを60万~70万台生産できる規模だという。
GM(LG)、フォード(SK)、ステランティス(SDI)は、主に両社が出資した合弁会社で、バッテリーメーカーが主体に生産したEV用電池を調達する。
日本のバッテリーメーカーは石橋をたたいて皆渡らなかった。政府ご用達の潜水艦用などはボロ儲かりであり、リチウムイオン電池を早期に納品している。
パナ社は儲けさしてくれないテスラから乳離れし、単独で米国にEV用バッテリー工場を建設すると発表している。しかし、どこの自動車メーカーに納品するのだろう。4680はテスラとの共同開発品の可能性があり、テスラかせ他社への販売認可と一部パテント料を払わなければ、生産できないのかも知れない。やはり、パナ社はHV用のレベルなのだろうか。