アイコン FIFTY FIFTYの脱退メンバー3人らに14億円の損害訴訟請求


KガールズグループFIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー)芸能事務所「ATTRAKT」は12月19日、脱退メンバー3人らに対して130億ウォン(約14億円)の損害賠償請求訴訟を起こした。

FIFTY FIFTYの芸能事務所は「ATTRAKT」社。
FIFTY FIFTYへの楽曲提供兼プロデュースは「THE GIVERS」社
(ただし、ヒット曲「CUPID」の原曲はスウェーデンの作曲家が作曲、著作権をGIVERS社が購入、アン・ソンイル氏らが編曲や作詞して、曲をFIFTY FIFTYに提供)

FIFTY FIFTYのメンバー
キナ/本名:ソン・チャギョン((脱退⇒復帰)
セナ/チョン・セヒョン(脱退)
シオ/チョン・ジホ(脱退)
アラン/チョン・ウンア(脱退)

 

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損害賠償請求訴訟は
ATTRAKTは12月19日、「FIFTY FIFTYの元メンバーである
①「セナ/シオ/アラン」の3人、
②専属契約不当破棄に積極的に加担したとしてヒット曲「CUPID」を制作しプロデューサーを務めた「アン・ソンイル氏」が代表を務める外注サービス会社THE GIVERS社、
③THE GIVERS社代表の「アン・ソンイル氏」、
④THE GIVERS社の「ペク・ジンシル氏」、
⑤メンバー3人の親
などに対し損害賠償を請求する民事訴訟を起こした」と明らかにした。

ATTRAKTは、メンバー3人に対しては専属契約違反に伴う損害賠償と違約罰を、メンバーとその親、外注サービス会社THE GIVERSと代表のアン・ソンイルらには共同不法行為による損害賠償をそれぞれ請求した。

ATTRAKTは「当社が算定した損害賠償額と違約罰は数百億ウォンに達する」とし「ただし今後損害拡大の可能性などを勘案して130億ウォンから賠償するようにという意味で明示的に一部を請求した」と説明した。

これに先立ち、FIFTY FIFTYメンバー4人は今年6月にATTRAKTが精算資料の提供とメンバーの健康管理義務などを履行しなかったと主張して専属契約解約仮処分申請を出した。しかし、裁判所は8月にこれを棄却した。

今年10月、これに対してメンバーのキナは、ATTRAKTに復帰してFIFTY FIFTYの活動を再開、ATTRAKT社は残りのメンバー3人の専属契約解約を通知した。
(KEENAは10月に復帰しており、ATTRAKT社は残るメンバー3人の復帰を10月以降もしばらく待ち、脱退・契約解除通告した3人に対して、今回の損害賠償請求訴訟に至ったものとみられる。

経過、
☆今年6月、これに先立ち、ATTRAKT社は「外部勢力」がメンバーを引き抜こうとしていると主張し、詐欺と業務上背任などの容疑でTHE GIVERSのアン・ソンイル代表と取締役を警察に刑事告訴していた。

☆また、今年9月27日には、ATTRAKT社は、THE GIVERS社のアン・ソンイル代表とペク・ジンシル氏に対して、10億ウォン(約1.1億円)の損害賠償請求訴訟を起こしていた。


FIFTY FIFTYは今年2月26日に初めてリリースとした「CUPID」が4ヶ月後、米ビルボードの20位にランクインするなど、韓国では中止企業の芸能事務所(ATTRAKT社)の奇跡として取り上げられていた。

アン・ソンイルはTHE GIVERSの代表としてATTRAKTとPM(Project Management)業務用役契約(2021年6月~2026年5月までの5年間)を締結した時、ATTRAKTが制作しようとした新人女性アイドル(ガールズグループ)の開発およびデビュープロジェクトのメインプロデューサーとしての役割を果たし、同社のペク・ジンシルはTHE GIVERSの社内取締役としてPM業務用役契約により請け負ったプロジェクトの管理および諸業務を遂行してきた。

メンバーはATTRAKT社から離脱
ATTRAKT社はメンバーとしての活動が開催できなくなり、広告、メディアなどの出演料、コンサート開催などによる収益が逸失したとして損害賠償請求しているもの。
メンバーは育てた親よりプロデューサーに乗り換えたようだ。

THE GIVERSにしても楽曲を提供し、プロデュースもしたFIFTY FIFTYの曲が米国で大ヒットするなどしたため、ATTRAKT社との契約以上のお金に欲が出たものと見られる。

FIFTY FIFTY社は、楽曲は昨年4月ころ、同社とTHE GIVERS社がFIFTY FIFTYに提供するために、使用に関し問題ないか検討に入ったものだと主張している。
もともと楽曲はスウェーデン人が作曲、著作権を所有、昨年12月にTHE GIVERが著作権を購入して登録した。
ATTRAKT社は、何も知らせず、著作権を単独購入したことも問題だとしている。
一方、THE GIVERS社は原曲の著作権を購入したのはFIFTY FIFTYだけに提供する楽曲として購入したわけではなく、結果的にFIFTY FIFTYに提供した形になっただけだとして、ATTRAKT社に知らせず単独購入したと主張している。
今年7月、韓国の著作権協会もこうした訴訟沙汰に著作権料の支払いを保留しているという。

結局、FIFTY FIFTYの10代のメンバーたちは、大人の銭欲の世界に身を委ね、稼ぐこともできなくなり、メンバーもすでに分裂、このままではもう終わりだろう。
強欲に巻き込まれたメンバーや家族は取らぬ狸の皮算用で終わりそうだ。

こうしたメンバーは何が正解か、一方的な関係当事者ではなく、芸能関係に精通した弁護士事務所に相談していれば、こうした泥沼状態には至らなかったと思われる。
今回の訴訟を受け、3人のメンバーやその家族は損害賠償金まで支払わなければならない事態も考慮する必要に迫られている。


SAENA:リーダー、メインダンサー、サブラッパー
KEENA:メインラッパー、サブボーカル()
SIO:メインボーカルでリードダンサー
ARAN:メインボーカルでリードダンサー

KEENAは13歳から練習生としてスタート、7年半在籍しての初デビュー、ほかは2004年生まれだが、彼女は2002年生。
韓国音楽事務所は多くの練習生を抱え、その投資費用は莫大となっている。そうした投資を実現させるためには、成功した芸能人たちからの収益に会社は依存している。そのためメンバーの所得は当初は低く、売れれば売れるほど取り分比率も額も大きくなるが、米国人アーチストとは比較にならないほど低い。
当然、売れているアーチストを引っこ抜けば、元いた事務所の台所は火の車になる。韓国の裁判所はある程度そうしたK-POPP育成システムを考慮して判決している。
引き抜き合戦をやれば大手が勝つに決まっており、中小芸能事務所に将来はなくなり育たなくなり、K-POPPは1パターンとなり早期に衰退する。



 

[ 2023年12月20日 ]

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