アイコン NVIDIA 第3四半期 増収増益 過去最高 第4四半期は伸び率鈍化


米半導体大手エヌビディアは20日、第4・四半期(11~1月)の売上高が375億ドル(プラスマイナス2%)になるとの見通しを示した。
LSEGのまとめたアナリスト予想の370億9000万ドルを上回ったものの、一部投資家のより大きな期待には応えられず、エヌビディアの株価は引け後の時間外取引で約2%下落した。

第3四半期
8~10月期の売上高は350.82億ドルで、市場予想の331.62億ドルを上回った。最終利益は193.9億ドル、調整後の1株当たり利益は0.81ドルで、予想の0.75ドルを上回った。四半期として過去最高を更新した。

ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は「人工知能(AI)の時代が本格化し、エヌビディアのコンピューティングへの世界的なシフトを後押ししている」とし、既存製品『ホッパー』に対する需要と新型半導体『ブラックウェル』への期待は非常に強いと強調した。
同社の半導体に対する需要は急増しているが、サプライチェーンの制約により、以前ほど大幅な売上高の予想上振れは難しくなっている。
以上、

 

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特にメモリDラムのHBM(高帯域メモリ)がSKハイニックスに依存しており、まだサムスン電子のHBMは消費電力問題からNVIDIAから認証を受けておらず、チップセットとなるAI半導体は販売数量が限られている。

サムスン電子は10月第3四半期の説明で、12月までにNVIDIAへ納品開始される見込みだと発表したが、認証を受けた話はなく、まだわからない。

サムスンやマイクロンは自社製のHBMをAMDなどのAI半導体メーカーへ納品しているが、AI半導体の市場シェアが8割以上のNVIDIAであり、最新SSDも含めNVIDIAの認証を早期に受けなければ先が見えてこない。

そうしたことからサムスン電子の株価は24年7月6日の87,100ウォンから11月20日の55,300ウォンまで▲36.5%も落ちている。

サムスンが技術開発力を回復させれば、NVIDIAでは自社製のHBM+SSDをNVIDIA製半導体に組み込んだAI半導体をサムスン電子のファンドリー工場で生産できるようになり、利益率は大幅に上昇することになる。
現在は、SKハイニックスが台湾のTSMCヘHBM等を送り、TSMCがNVIDIAから受託して製造したGPUを核にして、AI半導体として完成させている。
サムスン電子のシステム半導体の市場シェアはファンドリー部門も入れて13%前後で、市場は拡大しているもののピークより落ちている。またシステム半導体の10%前後は自家用途製であり、自社のスマホやサーバーに組み込まれている。結果、ファンドリー部門は受託先も限られ大赤字の状態。
サムスンは2021年にはNVIDIA製のGPUを受託生産したが、発熱問題からNVIDIAはTSMCへ委託生産先を戻した経緯がある。
過去、スマホが好調で半導体部門が赤字だった時期に、半導体部門の技術開発(半導体設計と製造回路設計の)要員をリストラした経緯があり、技術開発力が落ちた可能性がある(リストラ時には必ず優秀な人材も他社へ移る)。
半導体の発熱・消費電力問題は21年にもシステム半導体で発生しており、24年になっても主力のメモリ半導体で発生、この間、根本的な解決策=技術力を保持していなかったことが窺われる。

そんなこんなで、NVIDIAはTSMCにしか発注できず、HBMもSKハイニックス製造分に限られ、受注残は抱えているものの、納品には時間を要し、売上高も制約が生じている。ただ、需給バランスを崩しており、同社にとってはボッタリを生じさせている。戦略かもしれない。


スクロール→

NVIDIA決算推移 /百万ドル (1月決算)

通期

売上高

前期比

営業利益

営利率

純利益

22/1月期

26,914

 

10,041

37.3%

9,752

23/1月期

26,974

0.2%

4,224

15.7%

4,368

24/1月期

60,922

125.9%

32,972

54.1%

29,760

25/1月予

121,105

98.8%

78,978

65.2%

64,294

四半期決算

22/1

7,640

 

2,970

38.9%

3,003

22/4

8,290

 

 

 

 

22/7

6,704

 

499

巣篭もり需要消滅

 前年比

3.0%

 

-79.6%

 

 

22/10

5,930

 

 

 

 

 前年比

-17.0%

 

 

 

 

23/1

6,050

 

 

 

 

 前年比

-21.0%

 

 

 

 

23/4

7,192

 

 

 

2,043

23/7

13,507

87.8%

生成AIブーム到来

6,188

23/10

18,120

34.2%

10,417

57.5%

9,243

23/1

23,103

27.5%

13,614

58.9%

12,285

24/4

26,044

12.7%

16,909

64.9%

14,881

24/7

28,736

10.3%

17,898

62.3%

15,132

24/10

35,082

22.1%

 

 

19,309

25/.

37,900

8.0%

 

 

 

             

 

[ 2024年11月21日 ]

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