アイコン 済州島の国内旅行客数が落ちる 10年ぶり 物価高・サービス低下が原因か


韓国・ソウル経済は12月25日、「韓国国内最大の観光地である済州島への旅行客が急減している」とし、「世界一忙しい国内線と呼ばれるソウルの金浦~済州島路線の地位が揺らいでいる」と伝えた。
記事によると、11月の金浦~済州路線の利用客は約59万人で前年同期比▲6.1%減少した。ひと月あたりの利用客数が60万人を下回るのは2014年11月の56万人以降初めて。今年1~11月の利用客も697万人で前年同期間比▲4.48%減少したという。

一方、海外旅行は増加している。
9~11月の海外への旅行客は1518万7813人で過去最高を記録した。コロナ禍前の最高記録だった2019年10~12月期の1431万人より6.1%増え、夏のハイシーズンである6~8月は1563万人と比しても大差はなかったという。
特に日本行きの需要が爆発的に増えた。

 

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9~11月までの日本への旅行客は213万人で済州島訪問客104万人の2倍以上だった。中国への旅行客も106万人を記録し、済州島訪問客を上回ったという。

観光業界は、済州島訪問客減少の主な原因として
★ 「物価高」を挙げ、「コロナ禍後に済州島の物価が高騰し、日本や東南アジアなど短距離の海外を旅行する方がむしろ経済的だとの認識が広がった」と分析している。
ある業界関係者は
●「済州島が観光競争力を回復するには物価の安定とサービスの質改善が求められる」とし、
●「特に宿泊、飲食など基本的な観光インフラの価格競争力の確保が重要だ」と指摘したという。

韓国のネットユーザーは、
○「済州島は異常な島になってしまった。まず第一に、国籍が不明。済州市内を歩いていると中国人観光客だらけで中国にいるような錯覚に陥る。そして済州島民という優越感に浸って強気な価格設定をする店が多い。さらに物価もソウルより高いと感じる」
○「済州島は何でもかんでも高すぎる。観光客をいいカモと考えるマインドから変えないと」
○「済州島は『一度行ったら二度と行きたくなくなる』島。美しい自然環境がもったいない」
○「中国の島・済州島に行くくらいなら日本に行く」
○「ベトナムではスイカ、マンゴー、さつまいもが1パック1000ウォン(約108円)。済州島はカルグクス(韓国式うどん)1杯が1万2000~1万5000ウォン。どっちに行きたい?」
○「済州島旅行より日本旅行の方がお金はかかるよ。でもサービスの質や清潔さ、親切さを考えて、みんな日本を選んでいる」
などさまざまな声が上がっている。
以上、レコードチャイナ参照

当数値は金浦空港から済州空港間の利用客数による記事であり、済州島の観光客数が減っているかは別、金浦空港から済州空港間の利用客のほとんどは韓国の国内客と見られ、済州島を観光する国内客が減っているようだ。
日本は国策で実質賃金を下げ続け、今や有名観光地はインバウンド客用に変貌している。そのため、大金持ちではない国内客の多くは、国内の観光地は旅行費用も高騰しており、インバウンドでスレていない観光地を探し、旅行するしかなくなっている。インバウンド訪れないスレていない温泉観光地は探せば日本全国いくらでもある。沖縄のようなシーズンオフの観光地を安価に旅行することも一案だろう。

[ 2024年12月28日 ]

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