アイコン 2月の工作機械受注3.5%増 2024年の外需・国別受注状況


日本工作機械工業会が発表した2月の工作機械受注(速報値)は、前年同月比3.5%増の1181億25百万円。前月比でも1.8%増加した。
内需は前年比3.9%増の337億98百万円。外需は同3.4%増の844億17百万円だった。

下記には2024年の外需の国別受注額(100億円以上掲載)および12月・1月の前年同月比を掲載し、最近の国別受注動向を掲載している。

やはり世界の製造基地の中国からの受注額は、内需が不振でも活発、経済イケイケドンドンのモディ首相のインドも伸ばしてきている。

東南アジアはベトナムを除き、受注不振、製造業の投資が減退しているようだ。ベトナムは米中貿易戦争で中国にいた外資工場や中国企業が貿易戦争回避・避難でベトナムに工場移転しており、トランプ2政権では中国へすでに追加関税20%を執行、さらに糞爆弾でも撃ち込む様相であり、中国の米輸出企業は特にベトナムへ避難した工場が増加しているようだ。
(賃金高の韓国企業もベトナムへ大量に工場移転している)

 

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トランプの関税糞爆弾の投下が始まっており、今後、全世界の各国が爆撃対象になってくる。関税爆弾の影響は計り知れず、トランプ氏も今年は一時的に景気が悪化する名も知れないと弱気発言、NYダウは即反応して大幅下落。余波で落ち目の日経平均も連れ安となっている。トランプ政権の閣僚は、あまりにも専門家が少なく、経済をしくじる可能性すらある。

米経済の保護主義はトランプ氏の経済ロマンだろうが、対象は生身の人たちであり、共和党の中間層の支持を失えば、一気に高齢ボケが始まる可能性もある。
戦後、世界の貿易はIMF・GATT体制から1973年にWTO体制へ移行し、こん日があるが、WTO体制は今、トランプ一人によって崩壊の危機に瀕している。


スクロール→

2024年と2月 工作機械の受注状況 /百万円

 

2024年

前年比

12月 

1

2

 

前年同月比

内需

441,538

-7.4%

4.4%

4.6%

33,798

3.9%

外需

1,043,571

3.4%

16.1%

4.7%

84,417

3.4%

受注計

1,485,109

-0.1%

12.6%

4.7%

118,215

3.5%

ウチNC

1,461,592

-0.1%

12.3%

4.4%

 

 

外需 国別 掲載は100億円以上

中国

337,132

23.0%

50.2%

21.7%

まだ未発表

アメリカ

267,287

-5.2%

19.9%

-1.3%

インド

64,219

25.6%

-19.9%

98.1%

ドイツ

41,409

-26.8%

-25.6%

-17.0%

韓国

29,606

18.3%

79.9%

6.4%

イタリア

23,977

-27.0%

-18.0%

-39.2%

フランス

23,226

-2.9%

-9.4%

43.7%

台湾

22,335

10.2%

12.3%

-23.1%

ベトナム

21,221

103.4%

122.0%

71.9%

トルコ

19,925

-12.4%

-5.6%

-42.3%

メキシコ

19,671

5.3%

-19.9%

1.7%

カナダ

19,284

-3.0%

-17.6%

5.2%

タイ

19,062

-8.5%

-40.1%

-53.0%

イギリス

18,091

-16.5%

-19.7%

23.3%

ブラジル

10,149

-9.0%

-1.3%

53.6%

マレーシア

10,024

8.9%

-26.9%

-66.2%

その他

96,953

 

 

 

 

 

 

 

[ 2025年3月12日 ]

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