アイコン コメ価格 スーパー平均 若干下がる 暴落の兆しは・・・食料インフレ推移


全国のスーパーで5月26日~6月1日までの1週間に販売されたコメの平均価格は5キロ当たり税込みで4,223円と、前週から37円値下がりし、2週連続の値下がりとなった。
2000円の小泉米30万トンにはまだ精米待ちがあり、販売は続く、一方、3000円台の江藤米20万トンで販売されたのはまだ2割、8割は今後順次販売される。

江藤米は古米であるが、問屋筋が新古米とブレンドして、美味しく食できるようにしており、時間がかかっている。ブレンドするため価格は3000円台となる。

備蓄米の純粋古米はみずみずしさは0でパサバサして水気も少なく元気がなく新米のように立たない(元百姓が言うから間違いない。新米と1年落ちだけでも味は全く異なる)。

 

スポンサーリンク

小泉米は新しい備蓄米を放出だったろうが、一番古い分(これまでは鶏などの飼料用として備蓄米を入れ替えていた)を随意契約で売却しているが、政府が暴騰させておいて、消費者をなめとんのだろう。

人さまが食する備蓄米以外に5年も経過した古米は政府以外持っていない。政府が米国から買い上げる米国米も古米となり飼料用として処分されている。

精米できる問屋筋には、江藤米と小泉米がまだ大量に精米待ちとなっており、順次市場に出てくる。ただ、価格が小泉米、江藤ブレンド米、米韓の外国米、銘柄米と大きく4つに分かれ、小泉米と江藤米が市場で消化された場合、その後、価格がどうなるのだろう。
小泉氏はいきなり外国米を緊急輸入することも選択肢だとしているが、まだ備蓄米もあり、そんなことするより、大手問屋筋や農協なりにトランプ並みに強制市場放出させるべきではないだろうか。政府が小泉氏が市場放出させないことから、市場流通米が枯渇して、価格を上昇させており、流通米が多くなれば自ずと価格は下がる。

コメの先物取引所を開設させ、ハゲタカに米価を暴騰させ、それを放置した農水省の官僚どもは・・・獄門の刑が待っていよう。うらめしや・・・。
 
 露制裁原油暴騰時、米国が主導して備蓄原油を主要国すべてが放出して原油価格を下げたが、ほかの物価高騰の沈静化は金利を上昇させ、沈静化を図った。しかし、日本だけは金利を上げず、マイナス金利で放置、超円安を誘引して、主要国の物価は落ち着いたが、日本だけは物価高騰が続いている。特に消費者を生鮮以外(米除く)の食料品(米含む)が直撃している。

備蓄米の放出が一巡すれば、スーパー価格も再び高騰する。ただ、コメは原油と異なり生もの、劣化し、何れ飼料用にしかならなくなることから、いつまでも暴利をむさぼることはできず、ハゲタカ米問屋筋はいつか売らざるをえず、投げ売りを開始することだろう。
ハゲタカ米問屋筋と農協も今秋の収穫米に対して青田買い状態であり、農協の高値買いが価格を高値で安定させる可能性があり、抜本的に政府が介入する必要があるのではなかろうか。ア・ボンの小泉はこれまでのように農協潰しを生きがいにしているようだ。コメ暴騰に対して直接介入も言及もしない、一番だらしないのは石破首相ではないだろうか。

スーパーでも備蓄米の販売が始まっており、スーパー価格は下がろうが、一巡後価格がどうなるかだ。
貧乏人は麦飯喰えは昔の話、今は飼料用の古米を喰えのようだ。すべては無策の政治の貧困から生じている。


スクロール→

スーパー 精米5キロの全国平均価格/POSデータ//農水省

 
 

週初日

25

24

前年比

前週比

堂島先物価格

 

 

令7年

令6年

指数/円

 

2/10の週

3,892

 

 

 

24/6.

15,766

 

2/17の週

3,939

 

 

 

24/7.

15,727

 

2/24の週

3,952

 

 

 

24/8.

15,862

 

3/3の週

4,077

2,045

99.3%

3.1%

24/9.

16,252

 

3/10の週

4,172

1,976

111.0%

2.3%

24/10.

23,279

 

3/17の週

4,197

2,041

105.6%

0.6%

24/11.

24,460

 

3/24の週

4,206

2,057

104.5%

0.2%

24/12.

24,873

 

3/31の週

4,214

2,068

103.8%

0.2%

25/1

25,848

 

4/713

4,217

2,078

102.9%

0.1%

25/2

27,242

 

4/1420

4,220

2,088

102.1%

0.1%

25/3

26,946

 

4/2127

4,233

2,088

102.7%

0.3%

25/4

26,333

 

4/284

4,214

2,106

100.1%

-0.4%

25/5

27,863

 

5/511

4,268

2,108

102.5%

1.3%

堂島は玄米60k

の相場

 

5/1218

4,285

2,120

102.2%

0.4%

 

5/1925

4,260

2,127

100.3%

-0.6%

 

5/266/1

4,223

2,136

97.7%

-6.9%

 

 

 

 

・堂島ハゲタカ米先物取引所の相場 (2024年8月13日開所/農水省所管)

ハゲタカ堂島先物 米穀指数

Dojima Rice AverageODEX

 

25/2月限

25/4月限

25/6月限

170日限

8/13.

17,200

 

 

半年先

8/30.

22,660

 

 

 

9/13.

21,130

 

 

 

9/26.

19,580

 

 

19,000

9/30.

20,470

 

 

19,860

10/15.

20,690

 

 

21,420

10/31.

22,500

 

 

22,000

11/15.

22,500

 

 

22,440

11/29.

24,350

 

 

23,300

12/13.

25,710

 

 

24,500

12/30.

25,800

 

 

24,000

1/15.

25,400

 

 

24,000

1/31.

25,820

25,700

 

25,700

2/14.

26,050

26,250

 

25,940

2/28..

27,240

28,180

 

27,880

3/3.

 

28,020

 

27,500

3/14.

 

26,480

 

27,500

3/31.

 

26,370

26,300

26,800

4/15.

 

26,830

26,250

26,800

4/30.

 

26,330

25,900

27,300

5/15.

 

 

26,400

28,700

5/26.

 

 

27,800

31,800

5/30.

 

 

26,750

29,310

6/9.

 

 

27,390

27,050

 

超円安により日本のインフレ率が高くなっている。日本は米国と異なり、実質賃金も下がり続けており、消費者の懐を直撃している。その値上げの直撃弾は政府に膨大な消費税の増加をもたらしている。

コアインフレ率(燃料と生鮮食品除く)

 

日本

米国

 

23

24

25

23

24

25

1

4.2%

2.0%

3.2%

5.6%

3.9%

3.3%

2

3.1%

2.8%

3.0%

5.5%

3.8%

3.1%

3

3.1%

2.6%

3.2%

5.6%

3.8%

2.8%

4

3.4%

2.2%

3.5%

5.5%

3.6%

2.8%

5

3.2%

2.5%

 

5.3%

3.4%

 

6

3.3%

2.6%

 

4.8%

3.3%

 

7

3.1%

2.7%

 

4.7%

3.2%

 

8

3.1%

2.8%

 

4.3%

3.2%

 

9

2.8%

2.4%

 

4.1%

3.3%

 

10

2.9%

2.3%

 

4.0%

3.3%

 

11

2.5%

2.7%

 

4.0%

3.3%

 

12

2.3%

3.0%

 

3.9%

3.2%

 

 

      生鮮以外の食料品の上昇のほとんどは超円安政策による弊害。

      コメ価格の暴騰と小泉米は政府の一人芝居

日本 生鮮以外の食料インフレ/総務省

政府の超円安政策と価格転嫁推奨により高騰し続けている

衣料などとは異なり食料価の上昇は貧富の差に関係なく襲う

 

22

23

24

22+23+24

25

23+24+25

1

1.3%

7.4%

5.9%

14.6%

5.1%

27.9%

2

1.6%

7.8%

5.3%

14.7%

5.6%

27.8%

3

2.0%

8.2%

4.6%

14.8%

6.2%

27.6%

4

2.6%

9.0%

3.5%

15.1%

7.0%

27.6%

5

2.7%

9.2%

3.2%

15.1%

 

 

6

3.2%

9.2%

2.8%

15.2%

 

 

7

3.7%

9.2%

2.6%

15.5%

 

 

8

4.1%

9.2%

2.9%

16.2%

 

 

9

4.6%

8.8%

3.1%

16.5%

 

 

10

5.9%

7.6%

3.8%

17.3%

 

 

11

6.8%

6.7%

4.2%

17.7%

 

 

12

7.4%

6.2%

4.4%

18.0%

 

 

 

 

 

日本 生鮮以外の食品インフレ/総務省

 

23

24

23+24

25

23+24+25

1

7.4%

5.9%

13.3%

5.1%

26.6%

2

7.8%

5.3%

13.1%

5.6%

26.2%

3

8.2%

4.6%

12.8%

6.2%

25.6%

4

9.0%

3.5%

12.5%

7.0%

25.0%

5

9.2%

3.2%

12.4%

 

 

6

9.2%

2.8%

12.0%

 

 

7

9.2%

2.6%

11.8%

 

 

8

9.2%

2.9%

12.1%

 

 

9

8.8%

3.1%

11.9%

 

 

10

7.6%

3.8%

11.4%

 

 

11

6.7%

4.2%

10.9%

 

 

12

6.2%

4.4%

10.6%

 

 

 

[ 2025年6月10日 ]

スポンサーリンク
  

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧