アイコン 筑後市の審査委員会、透明すぎて向こうが透けて見える件


筑後市の審査委員会

〜これが令和の公共事業スタンダード? それとも伝統芸能?〜
皆さん、こんにちは。今日のテーマは、福岡県筑後市が絶賛進行中の「筑後市庁舎建設基本・実施設計業務プロポーザル審査委員会」――その完璧すぎる透明性についてです。

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◇プロポーザルの理想と、現実のギャップに萌える

筑後市の審査委員会

プロポーザルというのは、複数の業者がアイデアと実績を競い合い、中立・専門・透明な審査によって「最も適した業者」が選ばれるという、ある意味、美しい儀式です。理想の民主主義。建設行政の花形。
しかし、筑後市のケースでは、この「三大美徳」すべてが、どこかに置き忘れられたように見えるのは気のせいでしょうか?
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◇山下設計という名のデジャヴ

筑後市の審査委員会

プロポーザル参加者の中に「山下設計」の名前が確認されております。
ふーん、と思ったあなた。ぜひメモを。
この山下設計さん、今年の3月から来年3月まで、筑後市から「庁舎建設基本計画策定業務」を約1,938万円で受注してるんですね。つまり、「こういう庁舎にしましょう」という基本の青写真を描いた会社です。
で、その会社が今度は「じゃあその青写真、私たちが設計しますね」と、実施設計に名乗りを上げているわけです。
いやいや、セルフプロデュースの極みか。
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◇公平性?中立性?なんでしたっけ、それ?

筑後市の審査委員会

プロポーザル審査で最も重要なのは何か。答えはシンプルです。
• 中立性:業務に事前関与していない人が審査すること。
• 専門性:ちゃんと設計・建築の知見を持った委員が審査すること。
• 透明性:審査過程が公開されていて、利害関係者が関与していないこと。
筑後市の審査委員会、さて、この三拍子、そろってますか?
もし「透明性」があるとするならば、それは透け透けの出来レース感という意味での透明かもしれません。
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◇「猿芝居」と言われても仕方がない完成度
公募型プロポーザルのはずが、「あの人が選ばれる台本」、すでにできてるんじゃないかと市民が疑念を抱いても、それは無理のない話。
なにしろ、基本計画→実施設計まで、まるっと同じ業者が担当してるんですから。
演出・脚本・主演、すべて山下設計。筑後市はスポンサーです。
ここまで来たら、いっそ**「筑後市民文楽座」**とかに名前を変えて、伝統芸能として文化庁に補助金でも申請してはどうでしょうか。
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◇ 最後に
本当に公平な審査が行われているなら、それを疑うこちらが恥ずかしくなるくらい、審査委員の構成・議事録・採点表をバシッと公開してくれたらいいんです。
それだけのことがなぜできないのか。
それとも、「市民の知る権利」は、筑後市では設計図には入っていないのでしょうか?
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筑後市の庁舎は、果たして誰のために建つのか。
庁舎は市民のためのもの。でも、いま建設されているのは、市民の信頼を崩す構造かもしれません。
次回、「入札=儀式化した形式美」について語るかもしれません。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2025年7月 9日 ]
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