草津白根山で火山性地震多発 警戒レベル2に引き上げ 1K圏内立入禁止
白根山は約5千年前の噴火で形成され、現在の形状になったのは1882年の大噴火とされ、湯釜・水釜・涸釜が形成されたという。火口縁には湯釜を望める展望台が設置されている。しかし、2014年3月から火山活動が活発になり規制強化、観光産業優先策で規制緩和、規制と緩和を繰り返していた。
ところが2018年1月、ほとんど予兆なく本白根山鏡池北火口付近から突然噴火、同山を監視している東工大が、事前に噴煙情報を気象庁に通知していたが、気象庁では天候不良で確認できず、警戒レベルを2に引き上げるのが遅れ、草津スキー場(自衛隊が冬山訓練中)に噴石直撃、ロープウェーのゴンドラに噴石が直撃するなどして計3人が死亡したり、多くの負傷者が出た。ロープウェーはそれ以降廃止されている。
鏡池のある本白根山の北方約2.5Kに湯釜がある草津白根山がある。その中間には逢の峰がある。(一方での火山性微動の多発の影響は双方の白根山の噴火に注意が必要。数キロから数十キロの地下では一緒も同然)
当噴火では、以前から、草津白根山での火山性地震活動が活発で、本白根山での噴火の監視を疎かにした可能性も否定できない。
(木曽の御嶽山の噴火は名古屋大学が本来監視、しかし、ほとんど観測していなかった。気象庁は噴火の予兆が少しあり、木曽町にその旨連絡していた。しかし、観光優先策から木曽町は登山客に注意喚起していなかった。結果、2014年9月27日大噴火、63人が死亡または行方不明のままとなっている。それ以降、国は火山情報の発信を一元管理化し、気象庁が発表することにした。
小泉政権の聖域なき削減により、全国の地震の各種観測機器が故障して改修できず、木曽御岳でも担当する名古屋大などで機器故障により、山体膨張など詳細情報を得られていなかったことが致命傷となった。火山国であるにもかかわらず小泉政権は聖域なき削減を美徳とした結果、多数の犠牲者を出したともいえる。日本の火山は各地の旧帝大などが監視しており、気象庁と情報を一元管理している。阿蘇山・桜島は京大、雲仙普賢岳は九大など等・・・)
気象庁
気象庁は8月4日午前5時50分、群馬県にある草津白根山の「白根山」で噴火警戒レベルが「1」から「2」に引き上げた。午前5時までの24時間に40回の火山性地震が発生した。震源は白根山湯釜付近で火山性地震が活発化、今後、噴火して湯釜から半径1キロ圏内に噴石が落下する恐れがあり、また、1キロ以上離れた風下でも火山灰や噴石の落下に警戒を呼び掛けている。
報道では、これを受け、群馬県は、草津町と長野県を結ぶ国道292号線の「志賀草津道路」の一部区間を午前6時45分から通行止めにした。
通行止めになったのは、火口湖の「湯釜」からおおむね1キロの範囲内に入る区間を含んだ、草津町の「殺生ゲート」から嬬恋村の「万座三叉路ゲート」までの約8.5キロの区間。
●なお、湯釜と草津温泉地は直線距離で6キロ以上離れており、問題はほとんどない。ただ、湯釜で噴火があり、風下に入った場合、火山灰が飛来する可能性はある。
2010年代の教訓=犠牲から各地の活火山の観測機器は再整備・強化されており、監視カメラ数も大幅に増加されている。
大規模噴火の場合はエネルギーが火山地下に蓄積され大きな山体膨張が事前に発生、警戒が事前に発表される。今回はそうした大規模噴火につながる兆候は観測されていない。
水蒸気爆発噴火とマグマ性噴火なのかその違いは事前には把握できないのが現実。白い噴火が水蒸気爆発噴火(阿蘇山に多い)、黒い噴煙噴火が溶岩流など伴うマグマ性噴火(桜島)。






