アイコン アップルiPhoneXS-MAX 製造原価率40%、うち18%がディスプレー

 

 

米アップルの新型「iPhone(アイフォーン)」の分解調査を行ったテックインサイツによると、アップルはディスプレーに関連した部品を減らすことでコストを抑えていたことが分かったとロイターが報じている。
アップルは12日、新型アイフォーン3種類を発表した。
昨年の「アイフォーンX」の最新版となる「XS」(有機EL)は最低価格が999ドル。
廉価モデルの「XR」(液晶)は749ドルから。
最も大きい6.5インチ(有機EL)ディスプレーを採用した「XSマックス」の最低価格は1099ドル。

テックインサイツによると、容量が256ギガバイトの「XSマックス」の部品および組み立てコストは約443ドル(原価率は40.3%)。

一方、昨年の「アイフォーンX」(64ギガバイト/999ドル)の同コストは395.44ドル(製造原価率は39.5%)だった。

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「XSマックス」で使われている部品で最もコストが高いのはディスプレーで80.50ドル(販売価格に占める割合7.3%、製造原価に占める割合は18.1%)。
サイズが5.8インチだった昨年の「アイフォーンX」のディスプレーのコストは77.27ドル(販売価格に占める割合7.7%、製造原価に占める割合は19.5%)だった。

ディスプレーのサイズを大きくしたものの、コストの伸びを比較的小さく抑えることができたのは、3Dタッチシステムに関連した部品の一部を今回採用しなかったためとみられる。
(有機EL=OLEDは画面サイズが大きければ歩留まり率が悪化することから累進的に高価になる)
以上、ロイター参照

今回、サムスン電子の有機ELディスプレーは採用したものの、液晶や前回採用したNAND(東芝メモリ)、DRAM(マイクロン)はサムスン電子製を採用しなかった。
ディスプレーのサムスン電子や東芝、村田製作所の分を除けば、そのほとんど米企業製部品が使用されている。
電子製品で部品業にしか活路を見出せなくなった日本企業は、スマホが取り込みたい新たなるジャンルの開発力もなく、部品屋としても淘汰されようとされている。これまでの4や5の部品を1つにする力量も企業間の垣根が高くない。

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[ 2018年9月26日 ]

 

 

 

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