アイコン 日米貿易交渉 モノの貿易ではTAGもFTA変わらず 危険

 

 

昔から日本の政治家は日本語や横文字の言葉を操ることに修練されている。

菅義偉官房長官は27日午前の会見で、本日未明の日米首脳会談について、1時間15分にわたり行われ「建設的で有意義な会談だった」と評価。北朝鮮問題と経済問題について議論が交わされたとした。
会談後に公表された共同声明に盛り込まれた日米物品貿易協定(TAG)について、「自由貿易協定(FTA)とは異なり、物品貿易に限定されるものであり、包括的なものではない」とした。

その上で「背景には農産品については国内での懸念が強いと理解している」と説明。米国には、過去の経済連携での合意内容が最大限であるという日本側の立場を理解してもらえたとの考えを示した。

自動車関税に関連して「交渉中は(米国側が)制裁関税を課するものではないと首脳・閣僚間で確認した」と述べた。

ただ、「今後予定される交渉は、決して簡単なものでないが、国益にかなう形で進めていく」と述べた。
以上、

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モノの貿易についてはTAGもFTAも変わらない。
FTAは、TAGに投資・サービスが加わる。
ただ、投資・サービスについて米国は問題にしているわけではない。
モノの対日貿易赤字について米国は問題にしている。
日本も農産物や自動車などモノの貿易につき、問題にならないようにトランプパワーに苦慮しているもの。

日本にTAGがFTAより有利な点は?
TAGもFTAも長期間の交渉が必要で、締結しても執行するには、それぞれの国の議会承認(批准)が必要となる。
また、TAGの交渉中は、自動車や部品の対米輸出品に制裁関税をしないという点だろうか。
それに、農産物についてはTPPの関税内、量の範囲内と合意している点もあげられよう。

元々TPPの内容については米国も合意していたが、議会承認前に大統領の就任式にトランプが契約を破棄したもの。一方、日本は米国を除いたTPP推進国間で合意し批准している。

TPP(多国間)とFTA(2国間)との内容の違いは、FTAの内容に加え、非関税分野(投資、競争、知的財産)のルール作りや、環境・労働などの新しい分野の内容を取り決める協定になっている点が上げられる。

<最善は現状維持>
FTAよりTAGが日本にとって有利だが、2国間のTAGより、モノの個別交渉が最善である。
それよりも最善なのは現状維持。

原油やLNGの購入先を米国にシフトし、兵器は既に高額で購入し続けており、原油やLNGの購入先を米国にシフトするだけで対米貿易黒字は大幅に縮小する。
ただ、原油やLNGの購入は長期契約で縛られており、トランプ流に中東の購入国との契約を破棄するか、減少する契約に変更するしかない。
原発が再稼動すれば、原油やLNGの需要量は減り、米国から購入する枠もない。
中国が米産原油やLNGに報復関税をかけており、米国生産者も困っている。日本は政治的にも米国産の購入を拡大すれば、トランプに貢献できるものとなり、貿易黒字も減る。

トランプはモノの貿易について、(対米貿易黒字国と)2国間で協定を締結すると息巻いており、TAGはトランプの言いなりになった感は拭えない。
 

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[ 2018年9月28日 ]

 

 

 

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