アイコン 日本製鉄 今期営業利益▲55%減 値上げへ

 

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日本製鉄の宮本勝弘副社長はロイターとのインタビューで、鋼材価格の引き上げや経済性のある生産にとどめる「経済生産」などで収益改善を図る考えを示した。

また、持合株などの売却による資産圧縮や生産の効率化も進める方針。

米中貿易摩擦の長期化などで世界経済は減速、鋼材需要にも陰りが出るなど厳しい環境に直面するなか、為替が円高基調にあることも懸念材料として挙げた。

同社は今月1日、これまで未定としていた2020年3月期の業績予想を発表した。

本業の儲けを示す連結営業利益(国際会計基準)は1500億円で前年比▲55%減の見通しとなった。

中国インフラ投資により原料市況高となる一方で、米中貿易摩擦の長期化による世界経済の減速やそれに伴う鋼材の需要減少懸念が強まっており、鉄鋼メーカーを取り巻く環境は厳しくなっている。

宮本副社長は、今期の一番の課題は「価格改善だ」と述べた。

共同通信によると、トヨタ自動車と鉄鋼大手は2019年度上半期の自動車用鋼板価格を18年度下半期から引き上げることで大筋で合意した。

鋼板価格の引き上げは2016年度下半期以来、2年半ぶり。

上げ幅は1トン当たり数千円規模とみられるという。

宮本副社長は具体的な値上げ幅については言及を控えたが、今回の値上げだけでは十分ではないとの見方を示し、「今後とも引き続き、段階的にお願いしていく。不断にやり続ける」と述べた。

また、生産能力をフルに使う状態から「経済生産」に舵を切る。

「この数年は需要が強く、作ればそれなりの値段で売れる時代だった。しかし、需要が落ちる中で、経済性のあるところまでの生産にとどめる」と述べた。

以上、ロイター参照

 

同社は、韓国のボスコの様になぜ儲からないのだろう。世界で見れば需要低迷、円高で原材料調達価格は安価にできようが、なぜかしらオンボロ工場でありながら、儲けていない。殿様商売が原因なのかもしれない。

[ 2019年8月29日 ]

 

 

 

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