「アークランドサカモト」が「LIXILビバ」TOBで買収へ 1000億円
新潟県のホームセンター大手の「アークランドサカモト」が大手住宅設備メーカーの子会社でホームセンターを展開する「LIXILビバ」を買収する方向で調整している。買収はTOB=株式の公開買付けにより全株取得を予定しており、買収総額は1000億円を超える見込み。
LIXILは、海外社の運営と処理に付き、トステム系が雇った社長から反旗を起こされ、INAX系と組み、トステム系は追い出されたお家騒動、INAX系が勝利し、これまでのイケイケドンドンの営業政策の見直しを進めており、本業外のビバホームを手放す。
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LIXILビバ |
アークランドサカモト |
単純合計 |
単位 |
非連結 |
連結 |
|
百万円 |
20/3期 |
20/2期 |
|
売上高 |
196,886 |
112,684 |
309,570 |
営業利益 |
10,010 |
9,575 |
19,585 |
経常利益 |
9,389 |
10,394 |
19,783 |
当期利益 |
6,597 |
4,846 |
11,443 |
総資産 |
190,656 |
105,608 |
296,264 |
自己資本 |
66,260 |
73,596 |
139,856 |
資本金 |
24,596 |
6,462 |
31,058 |
有利子負債 |
34,000 |
5,810 |
39,810 |
自己資本率 |
34.80% |
69.70% |
47.21% |
LIXILは海外展開を焦り、ドイツのブランド会社のぼろぼろ会社をつかまされたり散々、その結果、総資産が膨れ上がり、自己資本率も悪化させ、営業利益率も悪化させてきている。トステム陣営にしても今はボンボンの時代、海外展開では実質失敗、経営の才覚に乏しかったのだろうか。
LIXILは建築資材メーカーのサブコン、同社が球団を買収する計画を打ち出したときから、何を考えているのだろうかと思っていた。
ボンボンには強力な番頭が必要。
政治でも企業でもボンボンは世間離れしており、言いたい放題、やりたい放題の輩が多く、ご意見番が必要だが、こうしたボンボンはご意見番すら切ってしまう。
瀬戸代表は、大手2社が統合したLIXIL、いまだ2つの潮流が存在する同社をうまくコントロールすることができるだろうか。国内の建築市場の環境は決してよいとはいえず、図体も大きく、力量が問われることになる。
スクロール→
LIXIL-G |
|||
/百万円 |
20/3期 |
19/3期 |
18/3期 |
会計方式 |
IFRS基準 |
||
売上高 |
1,694,439 |
1,832,608 |
1,664,817 |
営業利益 |
39,121 |
-15,029 |
80,949 |
経常利益 |
46,811 |
-17,990 |
89,997 |
当期利益 |
12,518 |
-52,193 |
54,581 |
総資産 |
2,091,529 |
2,059,544 |
2,107,131 |
自己資本 |
502,165 |
533,656 |
616,897 |
資本金 |
68,418 |
68,418 |
68,121 |
有利子負債 |
596,090 |
725,958 |
687,910 |
自己資本率 |
24.0% |
25.9% |
29.3% |