アイコン 戦作権の返還 文在寅大統領の任期中は困難 金正恩の恫喝M影響


米韓軍事演習に対しても何でもかんでも北朝鮮様の圧力と新コロナの伏兵により、戦時作戦統制権(戦作権)の文政権時代での実現が困難となってきている。
戦時作戦統制権(戦作権)は、盧武鉉政権(大番頭:文在寅)が、李承晩政権が米国へ一任した韓国での他国との戦闘の最たる主導権=戦作権の返還で合意した。しかし、次期政権の李明博、朴槿恵政権は、具体的な返還を受けるための軍事演習をせず、朴槿恵政権は2020年代半ばまで返還を先延ばしした。
盧武鉉の形見の案件であり、怒り狂った文在寅が大統領に就任し、早速、返還交渉を復活させ、現在返還のための軍事演習・練習に入っている。
すでに、韓国軍司令官が米軍司令官の共同統率さえ除去し米韓軍の指揮に当たり、米軍指令官と衝突する場面もあり、米軍指令官は米軍兵士の命にかかわることで折れることはない。韓国軍にあり、すでに統制権は移管したものと錯覚している。文政権の寿命はあと2年弱となっている。

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こうした中、文在寅氏にとって北朝鮮の金正恩様が、自国(北朝鮮)を仮想敵国にした如何なる軍事演習もまかりならぬと発言され、規模を縮小したり、延期したり、そして新コロナで米韓軍とも感染者が出たりして引継ぎ訓練が遅々として進んでいない。
北朝鮮との戦争を前提とした実務演習は多岐にわたり、まだ道半ばで、このままの状態では、文政権時に返還させることは困難視されている。

米韓合同軍事演習である後半期の合同指揮所演習(CCPT)が新コロナ感染で遅れていたが8月18日にやっと始まったものの、新コロナにより演習が縮小され、戦時作戦統制権(戦作権)の移管に必要な未来連合軍司令部の完全運用能力(FOC)の検証評価は来年に先送りされている。

文在寅氏が北朝鮮の金正恩に、こっち向いてと土下座して諂い続ける限り、さらに任期中の返還は困難と見られる。

今年、第2段階(FOC)検証評価、
来年、第3段階(完全任務遂行能力・FMC)検証評価
2021年までに戦作権の移管を完了する計画だった。
この移管方式は、朴槿恵政権時代の2014年10月に、米韓国防相が合意した「条件に基づいた戦作権移管」方式によるもの。

与党陣営は、米国が検証評価を遅らせていると疑っているが、北朝鮮様のチャチャにより、演習を縮小したり、延期したりしてきたのは文在寅政権自身である。屁理屈とヒステリックな声の大きさで問題をすり替え人のセイにする実力者である韓国文政権の本姿が見えてくる。


戦作権の返還が任期中になされなければ、次の政権が与党だろうと雑魚に近く、文在寅氏が院政をしく可能性はますます高まる。

文氏の独裁ぶり・辣腕ぶりは、盧武鉉政権時代に遺憾なく発揮されている。盧武鉉が弾劾を受けたとき、一時政界から離れた番頭の文在寅氏が急遽、政界に復帰し、瞬く間に弾劾手続きを止めさせ、その後も元々盧武鉉の盟友であり大番頭として君臨した。
一時、政界から離れたのは、盧武鉉の野党と時として妥協もする政治手法と独裁的な自らの性格が合わなかったものと見られる。

文在寅は自らの天下取りに成功し、内政面では行政・立法・司法を掌握し、その独裁振りを遺憾なく発揮している。
南北の独裁者が統一しようとすれば、喧嘩で勝負をつけるしかなくなる。
中国の一国2制度が、イギリス、香港市民・世界に対して、単なる目くらましの言葉に過ぎなかったように。
目標の25年後、文在寅氏は棺桶か片足突っ込んでいようが、金正恩は60歳の現役バリバリだ(肥満症で病死しない限り)。

[ 2020年8月20日 ]

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