アイコン 韓国・今年上半期36%増の自殺率 憤怒症候群・うつ病・・・


韓国の自殺・・・収入=失業問題、見てくれと従順性に拘る男性中心社会、SNS=誹謗中傷・晒し、個人情報の非保護、性犯罪者の軽罰、両班時代から続く男尊女卑の風習、進まない価値観の多様性と民族性、憤怒症候群患者増とうつ病患者増、政治の両極端化・・・。

韓国人がこよなく愛するドイツの国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、韓国の自殺率が新型コロナウイルスの感染が拡大して以降、大きく上昇していると報じた。
記事は、韓国政府のデータとして今年上半期の自殺者が昨年上半期に比べて36%近く増えたほか、うつ病の治療記録を持つ人も59万5724人で同5.8%増えたことが明らかになったと紹介している。
自殺者では、青春期あるいは20代女性の状況が深刻化しており、今年上半期の自殺者数が1924人と昨年上半期よりも7%以上増えたとし、専門家からはこれらの統計には自殺未遂の回数は含まれていないとの指摘も出ていると伝えた。

その上で、ソウル市内のメンタルヘルスクリニック関係者が「相談に来る一番多い悩みは、新型コロナウイルスによる不安感。収入が減って日常生活に影響が出始め、仕事に対する不安がますます高まる傾向にある」と語ったことを紹介するとともに、今年3月までに新型コロナが韓国社会にまん延して以降、韓国の若い女性の自殺率が17.8%増加したと指摘する専門家もいるとした。

スポンサーリンク

一方、ソウル大学教授で教育学が専門のデビッド・ティッザード氏は、「全て新型コロナのせいだとは考えていない。韓国は『価値観が非常に単一』であり、女性は完ぺきなイメージを求められる。自分の容姿が社会大衆の基準に届かないと気力を失うことになる」とし、若い女性の自殺率上昇は、かねてより韓国社会に存在する女性の外観に対する過分な要求に新型コロナの影響が加わったものとの見方を示すとともに、SNSの普及もうつ病発症率を高めることにつながっていると分析したことを伝えている。
以上、

こうしたうつ病患者に加え、憤怒症候群の患者も2015年に50万人に達し、当時増加基調にあった。ティッザード教授が言うように、韓国の男性社会は若い女性の容姿に拘り、容姿は入社の第一関門だとされている。
そうした容姿第一主義の風潮に、以前から、母親が娘の整形を奨励するという問題もあり、両班時代の旧態然の男性社会の歪みだけではなく、いつまでもそれを受け入れてきた女性側にも問題もある。

また政権も右だろうが左だろうが関係なく男尊思考から抜け出せず、それを権力者が利用してきた。忠犬ハチ公の女性議員数の問題でも女性大統領の問題でもなく、既得特権に走る統治機構の問題である。
ただ、社会への女性進出とともに、静かな女性たちの抵抗・反乱は進んでいる。結婚をしない女性の確実な増加、子供を生まぬ女性の増加として、如実に数値に表れている。結果、韓国では急速な少子高齢化問題が台頭してきている。

セクハラ・性暴力で女性たちの攻撃に晒された有名男性たちの自殺、激しかった韓国の#MeToo運動も文政権が前面に出たとたんに雲散霧消した。何か裏取引でもしたのだろうかと疑ってしまうほどだった。
#MeTooの最後の集会で一番多かったプラカードは、「男性は女子トイレに隠しカメラを仕掛けるな」という情けない現実だった。
結果、現在、全国の女子トイレに隠しカメラなど完全撤去されたのだろうか。撤去されない限り、#MeToo運動は何だったのかということにもなる。

文政権の正義・公正・公平・改革・改善・・・権力者にとってどうにでも解釈でき、その定義すらころころ変わる、国民を操り欺き統治する、まことに都合の良い言葉。


 

[ 2020年9月24日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧