アイコン 長崎市と熊本市、国の「歴史まちづくり」に認定・登録される


歴史まちづくりとは、全国各地に城や神社仏閣とその周辺の町家や武家屋敷等から成る市街地と、祭礼行事、民俗芸能、昔ながらの生業等の人々の伝統的な営みや活動とが一体となって、地域の個性とも言える歴史的な情緒や風情を醸し出すまちが多くある。
歴史まちづくり法では、これらを地域固有の資産として捉え、ハード・ソフト両面の取組により維持向上を図り、地域の活性化や歴史・伝統文化の保存・継承を支援している。

これまでに全国で81ヶ所が認定され、このたび、新たに長崎市と熊本市の歴史遺産が、国の「歴史まちづくり」の財産として登録された。

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2.各都市の歴史まちづくり計画の概要
○長崎県長崎市(認定日:2020年3月24日)
国宝「大浦天主堂」や国指定の重要文化財「旧グラバー住宅」、及びその周辺地域と、歴史的建造物等の保存活動の一環として始まった長崎居留地まつりや大浦諏訪神社の大浦くんち等の伝統的な活動が一体となった、歴史的な風情を有する良好な市街地の環境の維持及び向上を図るため、旧グラバー住宅をはじめとする歴史的建造物の保存修理や、夜間景観の整備、景観を損なう空き家の除却等の事業を位置づける。

○熊本県熊本市(認定日:2020年6月24日)
国指定の重要文化財「熊本城」を核として、周辺に広がる城下町一帯を行列が練り歩く藤崎八旛宮例大祭、また、史跡「熊本藩川尻米蔵跡」を有し、かつて港町として栄えた町並みを背景に行われる河尻神宮秋季大祭などにより形成される、歴史的な風情を有する良好な市街地の環境の維持向上を図るため、熊本地震により被災した「熊本城」をはじめとする歴史的建造物の保存修理・修景や、市内の歴史的建造物を回遊するための道路の美装化、歴史・文化を活かした観光体験事業等を位置づけている。

それぞれ今年になり認定・登録されていたが、登録証の授与式が新コロナで遅れ11月10日になったもの。

[ 2020年11月13日 ]

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