最後の麻生vs二階戦争になるか福岡県
福岡県の小川知事は、1月20日から九州大学病院に入院し、2月12日までに業務に復帰するとしていたが、さらに12日間の入院が必要だとして、服部副知事が9日、今月一杯職務代行すると発表した。
服部副知事は、小川知事が肺腺がんを患い、治療に当たっていると発表、ただ、病状やがんの進行ステージについては言及しなかった。
福岡県では、22日から福岡県議会の2月議会が始まる予定で、服部副知事が代行する。
以上、
2019年4月の福岡知事選では、小川知事降しを露骨に行い、対抗馬を擁立した麻生太郎副総理であるが、強力な集票力を持つ福岡財界や山崎拓(元自民党副総理)先生が小川支援に周り、大差で対立候補を破った。その知事選では、福岡市の高島市長は麻生氏が擁立した候補を積極支援した経緯がある。県議会にしても多くの自民党や保守系議員は麻生氏が擁立した候補者の支援に回っていた。
前知事選で小川氏を支援したのは自民党では、福岡県選出の武田良太議員(現総務大臣)ら二階派議員(宮内秀樹将棋、鳩山二郎衆議、今村雅弘参議)や保守無派閥らであった。すべての対立は、鳩山氏の弔い合戦から始まった。
ブリヂストンとの関係が深い鳩山邦夫氏(無派閥)の弔い合戦の衆議院補欠選挙で、次男の鳩山二郎大川市長が立候補、それに対して、県議会を中心に対抗馬を出馬させ、麻生太郎氏・古賀誠氏(元自民党幹事長)、福岡県議会の自民党のほとんど、高島福岡市長らが支援した。
しかし、BSに加え、中央や県域から二階派お小池都知事(選挙で鳩山氏支援演説)ら無派閥議員ら、久留米市民、日本ゴム、月星ゴムなども弔い合戦に参戦して、大差で鳩山氏が勝利した。そうした関係で現在鳩山二郎氏は二階派に属している。
その鳩山選挙で、麻生氏が小川知事に対して、支援演説を要請したものの、小川氏が断ったことから、激怒し続ける麻生氏、先の知事選では対抗馬を擁立し戦わせるほどだった。
ただ、前知事選は、二階派の勝利ではなく、実際は福岡財界の小川支援による勝利でもあった。
麻生氏は力で福岡市を抑え込んでいると錯覚しているが、意外と福岡市は保守的な地、山傘に見られるようによそ者を入れるようで入れない土壌。特に筑豊モンを嫌った。しかし、山崎拓・太田誠一・古賀誠(県南)という大物が政界から離れ、その隙に麻生氏が福岡市にも君臨するようになった。
麻生氏は麻生炭鉱財閥の倅=生粋のお坊ちゃま、1回目の当選で現地の選挙支援者たちに感謝の言葉をかけず地元無視、2回目の選挙では飯塚市民は麻生氏をこき下ろし落選させた経緯もある。
たたき上げの二階進氏(17日で82歳)とお坊ちゃまの麻生太郎氏(80歳)の最後の戦いが、小川知事の健康しだいでは、繰り広げられることになる。
もしもの場合、
福岡市には二階派はなじみが薄いが武田氏の勢いがある。麻生氏の権勢も福岡市では薄れ掛けており、いい勝負になると見られる。
森会長の発言は立場上大問題だろうが、麻生氏の言葉は副総理兼大臣として森氏どころではない発言をこれまで繰り返し、何回でも謝罪だけの言葉で済ましてきた。それを許容してきた日本国の現在の限界なのだろう。今後とも麻生氏は口が災いの元になる可能性が高い。
追、JOC臨時評議員会で「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言した森氏、当の本人は当評議委員会で講演会でもないのに40分もしゃべりまくっていた中での問題発言だったそうだ。
会議は、常に何を言いのか要点を絞り、メリハリをつけ、言葉も事前に選別用意し、参加しましょう。
日本の会議はボスの弁舌会であり会議ではない。それも長々と。
そのため、日本人にはヨイショしてゴマする力は付くが、ディベート力がほとんど付かず、海外では使い物にならない。ニホンノヤクザノトップニザイニチノヒトガオオイノハディベートリョクカツボウリョクセイカラトミラレル。
次の福岡知事選は2023年4月が予定されている。