アイコン 女性佐賀県警本部長 異例の異動 大宰府殺人事件


警察という硬過ぎる組織に飲み込まれ、変えることができなかった。

警察庁は22日、佐賀県警の杉内由美子本部長(51)を警察庁長官官房付とし、後任に警察庁長官官房参事官などを務めた松下徹氏(50)を充てる人事を発表した。24日付。
県警警務課は「杉内本部長が体調不良で業務に支障があるため」と説明している。異動発表からわずか2日後の発令は異例。

2019年10月20日、福岡県太宰府市で女性の遺体が発見された事件、佐賀県警は女性が恐喝され暴行され続けた挙句、暴行され死亡し放置された女性=当時(36)=の家族が、事件前に佐賀県警鳥栖署に何度も相談していた問題を巡り、佐賀県警本部は家族から対応を求められていた。

佐賀県では県議会定例会が18日に開会したばかり。答弁する立場の県警トップが会期中に交代する事態に、県議の一人は「杉内本部長は精神的に参っていたと聞いている。議会を欠席するわけにはいかず、異動になったようだ」と明かした。この問題で県警は、昨年10月に「対応に不備はなかった」とする調査結果を公表した。だが、西日本新聞の取材で県警幹部がそれ以前の同7月、家族に「(署の)幹部が適切な指示ができていなかった」などと不備を認め、謝罪していたことが判明。(家族はこの謝罪をテープに記録していた)。

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この幹部は発言を認めたものの、佐賀県警は公式に「担当者が個人的な思いを述べた」と釈明していた。
また、鳥栖署が家族の相談内容を記録した内部文書には、被害届提出の意思について「現在のところなし」の項目に印が入るなど事実と異なる記載があり、内規に反して作成された疑いがあることも明らかになっていた。

(女性の家族は犯人の男女二人に、女性がマインドコントロールされ、恐喝され暴行され続けていたことから事件化して欲しいと鳥栖署に懇願し続けていた。鳥栖署は口頭では受け付けない、文書を後日持ってくるように指示したりしながら、結果、鳥栖署は事件性をまったく感じとっていなかった。当事件は西日本新聞が調査を進め長期にわたって報道し続けており、地元では報道番組としても放映されている。殺人事件は大宰府市で遺体が発見され、福岡県警が対応、結果、福岡県警は太宰府市の無職・山本美幸被告(41)と岸颯被告(25)、筑後市の元暴力団組員・田中政樹被告(47)の3人を逮捕していた。佐賀県警鳥栖署は家族の事件化の申し出につき隠蔽に動いていたものとみられる。)

<杉内由美子本部長は警察官僚>
1969年生、埼玉県出身。
1993年、東京大学農学部を卒業し警察庁に入庁。
静岡県警交通部交通規制課長、
警視庁交通部都市交通対策課管理官、
国家公安委員会会務官付補佐官、
警察庁長官官房総務課長補佐、
警察庁交通局交通指導課理事官、
警察庁生活安全局少年課児童ポルノ対策官を歴任。
愛媛県警警務部長、
大阪府警初の女性部長として大阪府警生活安全部長、
経済産業省製造産業局化学兵器・麻薬原料等規制対策室長、
埼玉県警警務部長などを経て、
警察庁生活安全局生活経済対策管理官。
2019年8月20日、佐賀県警本部長。同県警はもとより、九州の警察でも初の女性本部長。
2020年、福岡県太宰府市の女性暴行死事件で、佐賀県警が事件前に女性の家族から相談を受けながら事件化しなかった問題について、定例会見では、「被害者の女性が亡くなられたことは大変重く受け止めている。本件を今後の教訓としたい」と触れるだけだったが、一週間後の報道取材への返答では(相談の)「申し出に対し、より丁寧な対応を心がけていきたいと考えている」と付け加えていた。
2021年2月24日付で、「体調不良により業務に支障があると認められたため」として佐賀県警本部長を離任。

以上、
杉内由美子本部長は2021年1月29日の定例記者会見で、家族が警察署(鳥栖署)に相談に訪れた際に署員とのやりとりを録音した録音データを確認したうえで「ただちに危害が及ぶとは認められなかった」改めて説明した。
杉内由美子本部長は「一連の申し出内容からは、被害者の女性にただちに危害が及ぶとは認められなかった」、「家族からの相談は、身の危険に関するものではなく、金銭トラブルについてだった」と改めて説明していた。
また、相談内容を記した「相談簿」に家族の被害届の提出の意思は「現在のところなし」と記載したことについて本部長は家族に再訪を促したうえでの対応で被害届の受理を断るものではなかったと説明した。
今後の対応について本部長は署への再訪を促したあとの対応や相談簿の記載の在り方などを検討し、本部長名の通達を出して周知徹底していく考えを示した。
(最初から警察の対応の非を認め謝罪していれば、一皮も二皮も向けただろうが・・・)
以上、

西日本新聞が取材を通じて報道する中、問題を問題として処理できない警察の体質の問題が杉内本部長を苦しめ続けながら、こうした発言になったものと見られる。
ところで、佐賀県警は再び天下りを抱える必要があるのだろうか。
生え抜きにより県警を立て直す必要があるのではなかろうか。
それとも言いころかげんな佐賀県警を立て直さなければならないとする強い意気込みで警察庁が警察長官官房参事官を派遣するのだろうか。
当然、事前に総務省出身の山口佐賀県知事と警察庁は話し合ったと見られる。ひょっとしたら本部長を警察庁から派遣するように山口県知事が要請したのかもしれない。

 

[ 2021年2月24日 ]

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