アイコン 鴻海のEVプラットフォームはアップルカー用か

アップルiPhoneを受託製造しているEMSメーカーの台湾・鴻海精密工業が、電気自動車(EV)のプラットフォームを開発すると発表して半年足らず。開発組織に加入した企業数が早くも1000社を超えたようだと報じられている。

「爆速」での拡大ぶりに、自動車の製造に水平分業という新風を吹かせる鴻海への注目度の高さがうかがえる。北米での工場建設の方針も明かしている。
以上、

完全自動運転車開発会社を念頭に置いているのだろう。しかし、こうしたベンチャー企業の多くはすでに大手自動車メーカーが囲い込みしている。
鴻海の販売チャンネルが見えてこない。既存の自動車メーカーはEVバッテリーすら、自社生産、もしくは自社主導の合弁で生産するとしている。プラットフォームなら自社開発が当然のこと、利益の柱は自社で開発するのが自動車メーカーでもある。
水平分業になれば、箱だけ作るだけ。そういう時代が来るのも近いだろうが、まだまだ山はいくつもある。アップルもアップルカーの開発をどうするか悩んでいる。

 

1、既存の自動車メーカーに生産してもらうか。
 現代自動車と交渉に入る段階で現代自から情報が漏れ、秘密主義のアップルは白紙にしている。ほかのメーカーも打診を受けたようだが、即ライバル会社になることから敬遠しているのが実情。

2、自社でサプライチェーン、工場まで構築するのか
 サプライチェーン構築のノウハウもなく、アッセンブリー力もなく所詮無理。

3、鴻海はでにEVプラットフォーム開発に当たっており、アップルは鴻海に生産委託するのか。
 この可能性が一番高いが、iPhone のEMSだけの現在から抜け出したい野望もある。
そのため、鴻海もプラットフォームを開発するも、自動車メーカーには距離を置くのか、EVに参入するのか定かではない。手離れという観点からはプラットフォームの販売は最善だろうが。
アップルカーにしても、テスラのようにネット販売、大量のリコールなどの発生では手が負えなくなる。テスラにしても中国当局から火災問題やプログラム更新問題で早く対応せんかいとお叱りを受けている始末。

鴻海はプラットフォームだけなら、整理淘汰されてきたもののまだ山ほどある中国のEVメーカーが大量に購入することだろう。
ただ、プラットフォームにしても価格の問題になろうか。
今や中国では40万円台からEVが販売され、チョイ乗りにバカ売れしている。
さりとて既存の自動車メーカーがプラットフォームを購入することは想定できず゛、新興自動車メーカーへの販売となろうか。
自動車業界への新規参入は、各国の形式認証など意外と難しいものだ。
アップルカーのための鴻海のプラットフォームかもしれない。それで北米生産・・・。
アップルにしても鴻海にしても、スマホ・パソコン市場はすでにオーバーフロー、これ以上の伸びは期待できない。立ち止まったら後退を意味する。
 

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[ 2021年3月18日 ]

 

 

 


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