画像処理システム市場の将来展望/富士経済
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済は、新型コロナウイルス感染症の流行により世界的に景気動向が不安視される中、堅調に推移している画像処理システムの世界市場を調査した。
その結果を「2020画像処理システム市場の現状と将来展望」にまとめた。
この調査では、単体機器17品目、AI・ディープラーニング応用製品3品目、検査アプリケーション14品目、観察・測定関連機器5品目の市場を調査・分析し、将来を展望した。
<調査結果の概要>
◆画像処理システム世界市場の動向
2019年の市場は、米中貿易摩擦の影響が懸念されたが、中国において半導体、スマートフォン、デジタル機器関連の設備投資が回復したことやAI・ディープラーニング応用製品の採用拡大により、横ばいとなった。
2020年の市場は、新型コロナウイルス感染症の流行により大幅な縮小が予想されたが、中国において春先から急速に半導体やスマートフォン、デジタル機器関連の需要が回復に向かっていることや、このパンデミックの影響から物流システムの自動化投資が急増していることから拡大するとみられる。
また、感染症対策として注目度が高まっている赤外線カメラの特需も市場拡大に寄与するとみられる。
今後は、新型コロナウイルス感染症の収束に伴う設備投資の回復と、アジアを中心とした5G通信関連、米州をはじめグローバルで設備投資が旺盛な物流関連などを軸に市場拡大が期待される。
以上、リリースより
スクロール→
ディープラーニング活用型画像処理ソフトウェア |
|||
20年見込 |
前年比 |
23年予測 |
19年比 |
108億円 |
2.3倍 |
685億円 |
14.3倍 |
ウェハ外観検査装置 |
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3,750億円 |
110.0% |
6,210億円 |
182.1% |
産業用ToFカメラ |
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91億円 |
107.1% |
143億円 |
168.2% |
Embedded Vision システム |
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25億円 |
92.6% |
32億円 |
118.5% |