トヨタも北米4工場操業一時停止 2月寒波による大幅な石油製品不足
米国は新コロナの影響を抜け出しつつあるが、自動車産業では昨秋から半導体不足による操業停止、石油施設が寒波により操業停止に追い込まれ、その影響から石油製品の大幅な供給不足に陥っており、さらに、港湾では米景気回復とともに輸入が急増、荷揚げ作業待ちになっており、その影響で海外のサプライチェーンを利用も限度、ホンダに続き、トヨタも操業を一時停止すると発表した。
トヨタ自動車は17日、石油化学製品の不足のため、北米の4工場で生産を休止すると明らかにした。
ホンダも北米5工場を休止予定で、世界的な車載用半導体不足に加え、供給網の問題が自動車メーカーの生産の重しになりつつある。
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トヨタは米ケンタッキー州とウェストバージニア州、メキシコの計4工場を休止。休止期間は明らかにしていない。
セダンの「カムリ」やスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」のハイブリッドモデルなどが影響を受ける見通し。
同社の北米法人は「生産への影響を最小限にするため、供給状況を確認し、対策を講じている」と説明している。雇用への影響はないとしている。
ホンダも米国とカナダの5工場で、22日から1週間程度、生産を休止する。
半導体の調達難に加え、2月の寒波や米国の港湾の混雑で部品の調達に支障が出ているためで、休止期間は調達状況によって変わる見通し。
[ 2021年3月18日 ]
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