アイコン EV・燃料電池トラック開発でトヨタといすゞ資本提携


トヨタとトラックメーカーのいすゞは、相互に株式を取得し、資本提携すると発表した。
トヨタグループの日野自動車も合わせた3社で、小型トラックを中心に、電気自動車(EV)や水素で走る燃料電池車(FCV)の普及などを加速させる。

トヨタは428億円で、いすゞの株式の約5%を取得し、いすゞも、同額規模のトヨタの株式を取得して資本業務提携する。
そして、トヨタ、いすゞ、それにトヨタグループのトラックメーカー日野自動車の3社で、「CASE」と呼ばれるつながる車や自動運転、電動化といった技術の普及を加速させることや、脱炭素社会の実現に貢献することを目指すとしている。

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具体的には、小型トラックを中心に、EV=電気自動車や水素を使って走るFCV=燃料電池車の開発などに取り組むほか、福島県浪江町で進められている水素の製造事業で燃料電池トラックを活用し、水素の普及を目指す。
また、3社で新会社を設立し、トラックの自動運転技術などの開発で協力する。
トヨタといすゞは、小型ディーゼルエンジンの開発などを目的とした資本提携を3年前に解消していたが、再び手を組むことになった。

世界で、車の電動化が進む中、日本政府は乗用車では2035年までに新車をすべて電動車とする目標を打ち出したが、トラックの電動化をどう進めるかが課題となっている。

なお、トラック業界の三菱ふそうは、世界最大のトラックメーカーであるダイムラートラックAG(ダイムラーのトラック部門社)が89%の株を持つ親会社で、こうした開発は親会社がすでに進めている。

[ 2021年3月24日 ]

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