追報:電力会社の価格カルテル 関西・中部・中国電力、東邦ガス立入検査
公正取引委員会は4月13日、関西電力・中部電力など大手電力会社や東邦ガスの5社が、相手の営業地域で新規客を獲得しないことなどを申し合わせていた疑いがあるとして立ち入り検査を行った。独占禁止法違反のカルテルを結んだ疑い。
立入検査を受けたのは
関西電力、
中部電力、
中部電力ミライズ、
中国電力、
東邦ガス
の5社。
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中部電力と中部電力ミライズ、東邦ガスの3社は、一般家庭向けなどの電気料金やガス料金について価格を引き下げないよう申し合わせていた疑いがあるという。
また、中部電力と関西電力、中国電力は、お互いの営業エリアを守り、積極的に新規客を獲得しないよう申し合わせていた疑いがあるという。
電力自由化を巡る公正取引委員会の立入検査は初めてで、こうした申し合わせは、いずれも2018年ごろから行われていたとみられている。
家庭向けの電力の小売りは2016年に、ガスの小売りは2017年に自由化され、新規事業者が参入することで、料金の値下げやサービスの多様化が期待されていたのだが・・・。
[ 2021年4月14日 ]
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