アイコン ホンダ「Accord(アコード)」に操舵問題浮上/米NHTSA 対象112万台


今やホンダは軽以外日本離れし米・中にその主軸を移している。
そうした米国で、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)が、ホンダの主力車種「Accord(アコード)」について「かじ取り装置(ステアリング装置」」の品質不具合に関する調査を開始した。
同車種の2013~15年モデルが対象で、米国で112万470台販売している。

品質不具合の有無についてNHTSAが調査を開始した。
同局の欠陥調査室(ODI)は2020年10月19日付で、2013年製アコードのステアリング装置に関して品質不具合の調査を求める請願書を受け取った。
通常の運転において、運転者が操作していないにもかかわらず「意図した走行経路から逸脱する」という市場クレームが寄せられたという。
市場クレーム件数は107件で、2件の負傷が報告されている。これらの市場クレームを受け、ODIは2021年5月6日にエンジニアリング分析に着手した。

スポンサーリンク

市場クレームの状況
107件の市場クレームと2件の負傷が報告されている。
分析の結果、リコールに値する品質不具合がステアリング装置にあることが確認されればリコール対象となる。
ホンダは「NHTSAによる調査の開始について認識しており、調査プロセスに協力する」という。

同社は2016年4月に、国内で「フィット」のステアリング装置について、リコールを届け出ている。電動パワーステアリング(EPS)制御コンピューターにおけるEPSアシスト停止電圧の設定に不備があった。そのため、電池の劣化があった場合に、EPSのアシスト機能が停止して、急にハンドルの操作力が増大する恐れがあるというものだった。
これに対してホンダは、今回のAccordの事象について「過去に経験したものではなく、初めてのケースだろう」とみている。
以上、報道参照

2016年4月4日の「FIT」のリコール 
1、不具合の部位:かじ取り装置(電動パワーステアリング制御コンピュータ)
2、不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
電動パワーステアリング(EPS)制御コンピュータのEPSアシスト停止電圧設定が不適切なため、バッテリーが劣化していると、大きなハンドル操作時にバッテリー電圧がEPSアシスト停止電圧以下になることがある。そのため、EPS警告灯が点灯するとともにパワーステアリングのアシスト機能が停止し、急にハンドルの操作力が増大するおそれがある。
3、改善の内容:全車両、「電動パワーステアリング制御コンピュータ」及び「エンジン制御コンピュータ」を対策プログラムに書換える。
4、対象車両:「FIT」11万8千台
5、対象車両製造期間:2013年8月~2015年8月
以上、
当時、3年未満の車両であり、装備の老朽化による劣化問題ではなかった。ただ、バッテリー劣化にも起因しているとしていた。パワーステアリングのパワーが効かなくなるもので、今回の問題の車両が意に反し勝手に舵取りすることとは異なる。

ステアリング装置になんらかアシスト機能がついていれば、その機能が劣化し問題になる可能性があるが、前方車に自動追従する機能などはまだ付いていない時代。
2013年9代目モデルKACCORD

0512_01.jpg
 

[ 2021年5月12日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧