アイコン 日立製の英国列車 通常ダイヤに戻る「CLASS 800」の亀裂問題


英国で運行している日立製作所製鉄道車両の一部に亀裂が見つかった問題で、英当局は13日、通常の鉄道ダイヤに戻ると発表したとロイターが報じている。

当該車両の運行は8日から休止されていたが、多くの車両が安全点検を終えて運転可能になるとした。

ただ、当該車両の長期的な修理計画が必要なため、一部ダイヤの乱れは続くとした。

亀裂は8日の点検で「クラス800」シリーズの一部車両の車台で見つかり、鉄道運行会社のグレート・ウエスタン・レールウェイ(GWR)やロンドン北東鉄道(LNER)が同クラスの全車両の運行を休止していた。

以上、ロイター通信参照

スポンサーリンク

運休により日立には膨大な損害金が発生する。元々は神戸製鋼所の問題アルミを装着していたことに起因しているが、そのまま運行させたことに日立の責任は免れない。

2017年10月の開通式のお祝い初列車「クラス800」でも天井の空調機器から雨漏り事件を発生させており、ほかにも問題を多発させていた。

先手先手で対処しなければ、一度あることは何度でも生じる。今回の問題は、神戸製鋼所のアルミ問題により、問題が生じる可能性を予知し事前に長期にわたり改修を進めていれば、運休という最悪の事態および世界での日立の信用低下につながる報道は避けられたはすだ。

運転には支障がない部分の亀裂と日立が居直っても、安全第一の世界では通用する問題ではない。亀裂部分が破損して、ほかの基幹部分や対抗列車などにぶつかり大事故に繋がる可能性も否定できなかっただろう。日本で通用しても世界では通用しない。今時の日本の企業や技術陣の品質や認識の限界なのだろうか。

[ 2021年5月14日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧