アイコン 中国「長征5号B」ロケット残骸 8日午後2時~10日午前8時までに地球に落下


中国が4月29日打ち上げた大型ロケットの一部が早ければ今週末に地球の大気圏に再突入する見込みだと宇宙監視機関が発表している。
中国の大型ロケット「長征5号B」は宇宙ステーションのモジュール「天和」を搭載して、海南省文昌基地から打ち上げられた。
中国の宇宙ステーション開発計画は、必要なモジュールを一つずつ宇宙に送り込み、来年末までに完成させる計画で、今回、初めて打ち上げられたもの。

長征5号Bロケットが先週末(「天和」を分離した翌日)から制御不能状態で地球に向かって下降しているという。
中国の報道では、宇宙基地となる「天和」モジュールは、予定高度に分離成功したと報じられている。
ロケット残骸は、米国の非営利宇宙研究機関エアロスペース・ コーポレーションは、協定世界時(UTC)基準で8日午前5時30分から9日午後11時30分の間に地球に落下すると予想している。日本時間では8日午後2時30分から10日午前8時30分の間に該当する。

スポンサーリンク

ロケット残骸の現在は、長さ30メートル前後、重さ22トン前後と推定され、大部分が大気圏突入で燃え尽きるものの、大きいゆえに一部が地球上に落下する見込み。

CNNによると、超大型宇宙ゴミが制御不能状態で地球に落ちるのは1991年に39トン規模の旧ソ連宇宙ステーション「サリュート7号」がアルゼンチン上空で落下し、燃え尽きず一部飛散したものの実害はなかった事件以来。

欧州宇宙機関(ESA)は、残骸が北緯41度と南緯41度の間の地域に落下すると予想しているが、あまりに大雑把で参考にはならない。

落下地の可能性は太平洋が最有力視されているものの、北京(北緯39度)、東京(北緯35度)、ニューヨーク(北緯40度)、リオデジャネイロ(南緯22度)など多くの人口密集地が含まれている。なお、仏パリは北緯48度で圏外の予想。

米国の宇宙軍もきりきり舞いの中国ロケット残骸を追跡しており、大気圏に突入する数時間前に落下点をかなりの精度で推測できるとし、発表するとしている。それまでは不明。また、ロケット残骸をミサイルで撃ち落す計画もないという。撃ち落すなら、中国がミサイルで撃ち落すべきだろう。
大きな火球が見られるかも。
以上、外紙参照

[ 2021年5月 7日 ]

スポンサーリンク
 

 

 


HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

スポンサーリンク
 

 

関連記事

 

 



PICK UP


破産・小口倒産一覧