アイコン 三菱電機 電磁開閉器で認証外材料215万台 日本の顔を汚す大手の不正品質基準


三菱電機は5月7日、名古屋製作所可児工場が製造する電磁開閉器のT-AX2など一部機種の部品において、米国の第三者安全科学機関であるUnderwriters Laboratories(UL)に認証登録された樹脂材料とは異なる材料を使用していたことが、社内調査で4月26日に判明したと発表した。

モーターや照明などへの電気の供給を入り切りする電磁接触器と、過電流によるモーターの焼損を防止する保護機器(サーマルリレー)を組み合わせた機器

同社は本事案の判明後、直ちに当該機種の出荷を停止するとともに、ULへ報告を行った。
今後、販売代理店などの商流を通じて、対象となるユーザーに対して報告する。
なお、現時点では、本事案に起因する事故は確認されていない。安全・機能・性能に関しては、同社基準において問題がないことを確認した。
しかし、UL等の協力を得て引き続き調査を行う。

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同社は本事案を重く受け止め、原因究明し、再発防止を策定次第、速やかに公表する。
また、グループ内における同事象の有無について、外部の専門家の協力を得て点検するとしている。
対象は2013年から国内外に出荷した2機種で計約215万台。同社は認証登録自体は義務ではないとしている。
以上、同社リリースより

かつての三菱財閥は今や製造企業は経営の基本すら守られておらず、技術者のレベルもブランドのプライドも大きく後退。それもこれもサラリーマン経営者たちが己の保身のために利益第一主義に走った結果から生じている。
こうした問題に備え、最高経営者や関係役員は役員退職金を強制返還させる仕組みが必要ではないだろうか。そうでもしない限り経営陣の品質基準は変わらない。いつまで経っても後の経営陣にしわ寄せを及ぼし続ける。岩崎さんも嘆き悲しんでいることだろう。


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[ 2021年5月 8日 ]

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