アイコン 「TikTok(ティックトック)」の創業者退任、当局によるIT企業制裁か


動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国のIT企業、北京字節跳動科技(バイトダンス)は20日、創業者で最高経営責任者(CEO)の張一鳴氏がCEOから退任すると明らかにした。
後任は共同創業者の梁汝波氏。中国メディアによると年末までに職責を引き継ぐという。
張氏は全社員に宛てた文書で「日常的な責任を伴うCEOを退くことで、長期的な戦略に大きな影響を与えられる」と説明した。

米中対立を背景とした米国事業の締め付けや、中国当局によるIT大手への統制強化との関連は不明だが、米国事業はトランプ政権時代の問題。
中国は海外投資が盛んだった巨大不動産業者をドル資金流出により国益にそぐわないとして潰し続けた。その次には、中央政府に楯突くIT産業の代表らを潰しにかかっている。その代表格がアリババの馬雲氏潰しだろうか。退任させたものの、口が災いしてさらに制裁を受けている。

それ以前に、習近平は、贈収賄の不正を口実に配下の王岐山を使い政敵の江沢民一派を掃討し、その後、地方政府などが土地を収奪・略奪することから人権派弁護士が台頭していたが、数百人のそうした弁護士を拘束させ再教育、中央政府や地方政府に対して楯突く者は全員拘束する動きに徹していた。

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新疆ウイグル人の100万人強制収用所での再教育、宗教弾圧は、習近平が韓国人より執念深い人物であることをあらわしている。
2012年就任早々、新疆ウイグルを訪問して北京に帰った直後に新疆ウイグルで暴動が発生、習近平は内部からも批判された。
その恨み辛みは、過去、チベット弾圧で頭角を表し国家主席に上り詰めた腕前、新疆ウイグル地区に強制収用所を作り、100万人とも150万人とも言われるウイグル人たちを軍隊が監視する収容所に入れ、強制労働させ、イスラム教から共産主義に改宗させている。女性には不妊手術を強制し、新疆ウイグル地区の新生児の数が激減している国家資料も出てきている。
よく大陸時間とも言うが、それは執念深さ、蛇の生殺しのような性格を言うようだ。

元々、ウイグルの暴動は、新疆ウイグル地区で見つかった天然ガスや石油類の天然資源にあり、漢民族の中央政府は漢民族をウイグル地区に送り込み続け、今では多くのコンビナートが形成されているにもかかわらず、漢民族だけで運営、ウイグル人たちは労働でさえなく、資源の恩恵も受けられず不満が爆発したものであった。(チベットも同化政策から多くの漢族をチベットに送り込み、チベット族の若者たちを洗脳してきた経緯がある)

中国政権は裏ではアフガンのタリバンと手を組み、ウイグル地区のイスラム教徒に対して過激なイスラム教原理主義者が侵入しないように手を組んでいることにある。
習近平は、中華思想に基づき、世界制覇を目論む現代版の古代皇帝といえようか。

 

[ 2021年5月21日 ]

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