アイコン ファーウェイ次世代「HarmonyOS2」搭載のスマホ販売開始 巻き返しなるか


米制裁により奈落の底に突き落とされた中国ファーウェイ、すでにスマホの国際市場では、サムスンが巻き返しを図り米制裁の恩恵に授かり、中国勢の小米(シャオミ)、OPPO&vivoにも取って代わられている。特に小米はインドを制し、欧州へも進出、3年以内にサムスンを追い抜くと宣言するほど伸ばしている

そうした中、ファーウェイは6月2日、独自開発の基本ソフト「鴻蒙(Harmony)」の次世代バージョン「HarmonyOS 2」を発表した。
このOSを搭載したスマートフォン、タブレット、スマートウォッチなどの端末も消費者の前に姿を現したと中国新聞網が伝えた。

「HarmonyOS」の姿は? 優位性は何か?
次世代「HarmonyOS」は見た目は、よりシンプルなインターフェースで、新しい万能型カード機能を搭載し、表示の有無を選べ、情報は直接見ることができ、サイズや組み合わせを選んで、自分好みのホーム画面を設定することができる。
スマートファイルフォルダもあり、フォルダの内容にアプリをインストールせずに直接アクセスでき、振り分けや名前を付けることも自動的に行われる。
次世代「HarmonyOS」の操作は、カードはHarmonyシステムの真新しいインターフェースであり、新たな双方向スタイルをもたらし、切り替えがより直接的になっている。複数のデバイスが簡単につながるコントロールセンター機能を備えたスーパー端末になる。

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ファーウェイの説明によると、万能型カード機能は、現在よく使用されるアプリのアイコンに比べて、タップの操作や待ち時間が省かれるほか、カードの機能・情報がリアルタイムで更新され、一目見ただけで必要な情報が手に入り、アプリのアイコンをなぞるだけですぐにアプリのアイコンができる。さらに便利なのは、カードはスマホ、ウォッチ、タブレットなど複数のデバイスで共有でき、1回タップしただけですぐ開き、アプリをダウンロードする必要がないという。
たとえば、スマホで音楽を聞いている時、スマホの内蔵スピーカー、ブルートゥースイヤホン、スピーカーの間で切り替えを行なう時がある。これまでは、前のデバイスを切ってから次のデバイスにつなげ、操作に時間がかかっていた。「HarmonyOS」を使用すれば、コントロールのインターフェースで、スピーカーとスマホをつなげば、音声がスピーカーから流れるようになる。
またカメラ機能では、ユーザーは必要に応じてアプリを設定することができ、マルチカメラ配置、ドローン、アクションカメラ、各種カメラをスマホに連結させて、スマホをコントローラーにすることもできる。
次世代「HarmonyOS」は新しいアプリサービスのスタイルも提供する。サービスは端末による制限を受けなくなり、端末間のシームレスな切り替えが可能になる。
仕事でもゲームでもどこからでも切り替えが可能で、どこからでもスタートできる。
より優れているのは、「マルチタスクセンター」として、スマホとタブレットで行なっているタスクを同時に見られる。スマホのタスクをタブレットに移したい場合、「センター」を軽くタップするだけで転送が完了し、すぐにタブレットで作業が続行できる。スマホで作動中のアプリをタブレットでも共有したいという場合も、軽くタップするだけで可能になる。
ファーウェイによると、「HarmonyOS」は1セットのコードで大小さまざまなハードウェアの要求に応えることができ、わずか128キロバイトのROMでも使用できる。モノのインターネット(IoT)デバイスにも幅広く使用でき、家電製品でも使えるなど、対応する範囲が非常に広いOSとなっている。

HarmonyOS」はアンドロイド・iOSに並ぶか?
2019年、米制裁によりグーグルはファーウェイに対し、グーグルモバイルサービス(GMS)を開放しないと発表し、ファーウェイは海外市場で大きな挫折を経験することになった。「自前のシステムがなければ、さまざまな制約を受ける」ことが、中国のスマホをはじめとする端末産業の共通認識になった。
「HarmonyOS」がスマホをカバーするようになったことは、中国産OSがすでにこのボトルネックを解消したことを物語る。
分析によると、今回の次世代「HarmonyOS」がスマホに搭載されたことで、グーグルのアンドロイド、アップルのiOSに直接向き合うことになり、市場の構造が再編され、3つの勢力が拮抗する時代が始まることになるという。
通信業界の専門家の項立剛氏は、「『HarmonyOS』は世界一のOSになるチャンスがある。現在、ファーウェイには数億台のスマホユーザーが『HarmonyOS』の最初のPR・普及の役割を担うようになるだろう」との見方を示した。
ファーウェイはすでにあらゆるシーンをカバーするスマート連携デバイスを10億台以上販売し、そのうちネットワークに接続中のスマホが7億台を超えたという。
項氏は、「スマート時代のOSに対する要求は複数のデバイスの連携であり、OSはフレーム内での連携が必要だ。従来のOSのフレームでは対応できなかったが、(これができる」『HarmonyOS』のマイクロカーネルは次世代のシステムであり、OSの未来を代表するものだ」と述べている。
以上、人民日報日本語版参照

3割も利益を取っているアップルやグーグルなどのようにストアを設ければ、永続的に利益が転がり込んでくる。利益を2割にすればゲームなどの販売業界も飛びつくものと見られる。2社の寡占が3割利益を実現させており、波風立たせるには面白い存在となる。ただ、ほかの中国勢が搭載するかどうかは、ファーウェイ自身が米制裁下にあり、海外展開を図る上で無理といえよう。
ただ、東欧・ロシアや中国が借金の漬物国にしている70ヶ国ではOSを開放すれば、中国勢は同地域でのOSに使用する可能性もある。
サムスン電子は、スマホ販売後はグーグルばかり儲かることから、独自OS(オープンソースのTizen)を開発してGALAXYにTIZENosを搭載して販売したが失敗している。(最近、ウェラブル用にサムスンのTizenOSとグーグルのWearOSを統合させると発表している。Appleが優位に立つウェアラブル市場に共同して立ち向かうようだ。成功するかどうかは今や機能ばかりではなくブランド力とデザインが勝負となり、アップルが抜きん出ている)

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[ 2021年6月 4日 ]

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