アイコン トヨタ 世界初のナンバーありの全固体電池車公開 パナソニックとの共作


トヨタは、全固体電池で走る電気自動車を公開した。公式ユーチューブチャンネルで公開した映像には昨年6月に開発したという説明も付けた。
トヨタは「世界で初めての全固体電池搭載プロトタイプ自動車で正式なナンバープレートも取得した」という英文の説明も付け加えた。

全固体電池は電気自動車産業を変える画期的な技術に挙げられる。
現在販売されている電気自動車に搭載するリチウムイオンバッテリーは液体状態の電解質を使う。これに対し全固体電池は電解質が液体ではなく固体状態のバッテリーをいう。

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全固体電池が、次世代バッテリーとして注目されるのは、リチウムイオンバッテリーより爆発や火災の危険性が極めて少なく、充電時間が圧倒的に短かく出き、走行距離も長いことにある。

トヨタはこの日全固体電池電気自動車を公開し、「走行データなどを収集している」と説明した。
トヨタは、2030年までに全固体電池車開発などに1兆5000億円を投じると発表、全固体電池を活用できる最初のモデルの開発を検討する。また、工場での量産化に伴い、電池価格を如何に下げられるかが今後の課題となっている。

トヨタは2030年に世界市場でHV(ハイブリッドカー)を含む電気自動車を800万台販売すると発表した。2025年までにEV15モデルを発表する計画。

トヨタは電気自動車用バッテリーと車をまとめて生産し、コストを現在の半分水準に減らせる方法を検討している。
全固体電池車が出現すれば、現在のリチウムイオンバッテリー中心のバッテリー市場は大きく再編される可能性が高くなる。

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[ 2021年9月 9日 ]

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