アイコン 中国・王毅外相ファイブアイズ牽制に韓国入り/北ミサイルは列車から発射と


来韓中の王毅中国外相は15日、記者から「韓国が中国よりも米国の方に寄っているという見方をどう考えているか」と質問された際、「韓国は米国寄りなのか、中国寄りなのか、あなたがたが自分自身に聞いてみるべきだ」と述べ、「そうでしょう?」と問い返し、また、「中国と韓国は切っても切れない隣人であり、パートナーとして友好的な関係を維持しなければならない」とも述べた。
以上、

米国のファイブアイズ(機密情報共有同盟)に日本や韓国などを加入させる動きを牽制しに韓国を訪問している王外相でもある。

ただ、そうした米国の動きに対して、情報が敵対国に筒抜けになる可能性も米シンクタンクから指摘されている。

ファイブアイズは、米・英・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドで結成され、日本、フランス、ドイツ、インド、韓国を加える計画となっている。
米国・日本・オーストラリア・インドは非公式戦略フォーラム「4者安保対話」(クアッド)参加国でもある。

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韓国政府は中国を意識して米国からのクワッド参加要請を断った経緯がある。そうしたことから、ファイブアイズ参加要請も断らせるための訪韓となっている。

一方、北朝鮮は、
中国外相の訪韓に合わせてのこうしたミサイル発射実験は、北朝鮮の中国に対する不満も表している。
北朝鮮の実質№2の金与正労働党副部長は15日夜、「南北関係は間違いなく完全破壊に向かうだろう」としながら破局を警告した。
金与正副部長はこの日、韓国の文在寅大統領が世界7番目に成功した韓国海軍の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射の様子を参観した後、「われわれのミサイル戦力が北朝鮮の挑発を抑止するのに充分だ」と述べた。ただその発言をのちに「失言」としていたものの、このように威嚇した。
金与正副部長は「大統領の失言が事実なら、いわゆる一国の大統領としては愚かなことこの上ない」としながら、「大統領が、記者がむやみに使う挑発という言葉をそのまままねていることに対して非常に大きな遺憾を表明する」と主張した。
南北関係を総括している金与正氏の対南談話は8月10日、コンピュータによる戦争シミュレーションごっこの米韓合同訓練の中断と在韓米軍の撤退を主張して以来となる。

<15日のミサイル発射実験は列車発射型だった>
北朝鮮は今月11日と12日、変則軌道の新型長距離巡航ミサイルを発射に続き、この日(15日)午後12時34分と39分に平安南道陽徳付近からそれぞれ日本海上に低空変則軌道の弾道ミサイルを発射した。弾道ミサイルは北朝鮮中部から発射され、高度60キロの低空を変則軌道で飛行させ800キロの日本のEEZ内に落下している。

北朝鮮の労働新聞は16日、15日のミサイル発射実験は列車から発車されたと報じた。列車からのミサイル発射実験は、ロシアが超大型のミサイルを列車から発射して成功させた事例がある。 これまでは車両でのミサイル発射実験がほとんどとなっていた。ミサイル基地での固定発射型は限りなく少なくなっている。ミサイルがどこにあるのかさえ見つけられなくなっている。
 鉄道トンネル内にミサイル保管場を設けているのかもしれない。

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[ 2021年9月16日 ]

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