アイコン 中国 30年までの具体的計画発表 2060カーボンニュートラル


中国政府は26日、2030年までの炭素排出ピークアウトに向けた正式なロードマップを公表した。

国務院が今回示した計画は、李克強首相が3月に約束していたもので、主要目標に変更はない。水力発電や建築、石油精製などに関する新たな詳細を幾つか示した。

中国は昨年、60年までに二酸化炭素(CO2)の排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルを達成するとの目標を掲げ、国際的に評価されたが、焦点はその具体的な達成方法など計画の詳細に移っていた。  

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1、産業
  鉄鋼と非鉄金属、建設資材、石油化学製品に対しては、それぞれの業界に即した排出ピークアウトの計画が課せられた。追加目標はない。

2、エネルギー貯蔵
  新エネルギー貯蔵容量は25年までに30ギガワットに達し、揚水発電容量は30年までに120ギガワットに達する。

3、交通・自動車
  30年まで毎年、追加される全車両の40%が新エネルギーを動力源とし、100万人を超える全都市で環境に優しい交通が70%以上になる。

4、石油精製
  全体的な原油精製容量は25年までに年10億トン(現在は約9億トン)、つまり1日当たり約2000万バレルに制限される。

5、水力発電
  30年末までに約40ギガワットの水力発電容量が加わる。開発の重点は、金沙江と瀾滄江、雅礱江、黄河に加えて、インドとバングラデシュの主要な川につながるチベットのヤルンツァンポ川に置かれる。

6、建築
  環境に優しい建築基準が25年までに都市部で完全実施され、太陽光発電パネルが新しい工場や公共建造物の屋根の半分を覆うことになる。

7、リサイクル
  鉄鋼と銅、アルミニウム、鉛、亜鉛、紙、プラスチック、ゴム、廃ガラスという9つの主要資源のリサイクルは、25年までに4億5000万トン、30年までに5億1000万トンに達する。

8、送電線
  省・自治区・直轄市を横断する新しい長距離送電線は全て、少なくとも半分は再生可能エネルギーを送電することが義務付けられる。
以上、

カーボンばっかしになっているが、以前は地球温暖化を加速させるオゾン層破壊物質のフロンガスが注目され、先進国では生産が極度に代賛フロンガスに置き換えられたが、中国は現在、その当時先進国などが生産していた以上に生産している。環境にうるさい欧州勢は、特にドイツは中国に対して腫れ物を触るように、中国のフロンガス生産については何も問題視していない。2重規範もいいとこだ。クリーンディーゼルの排ガスの嘘もドイツ政府とゴーン(当時欧州自動車工業会会長)が主導してユーロの裏基準を設けていた。日産は英国でユーロ基準で製造したキャシュカイが韓国に輸出され、韓国公取委から2回も課徴金制裁を受けている。

 

[ 2021年10月28日 ]

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