アイコン トヨタ HV用電池工場ノースカロライナ州に決定 グリーンズボロ


トヨタは6日、米国で計画している車載電池工場の建設地を南部ノースカロライナ州グリーンズボロ・ランドルフ・メガサイトに決定したと発表した。

名称はToyota Battery Manufacturing, North Carolina(トヨタ・バッテリー・マニュファクチャリング・ノースカロライナ/TBMNC)。

新工場では1,750人の米国での新規雇用を創出し、100%再生可能エネルギーを使用する予定。

ハイブリッド車(HV)約120万台分のリチウムイオン電池を生産する。完成車工場との距離や自治体からの補助金などを考慮して建設場所を選んだ。

新工場は2025年に年間約80万台の生産能力で稼働し、段階的に生産能力を120万台に引き上げる。

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ノースカロライナ州には、トヨタの生産拠点はないが、完成車工場があるテネシー州やケンタッキー州、部品工場のウェストバージニア州と近い関係にある。

トヨタは発表資料で「再生可能エネルギーの利用可能性や交通の便、自治体の支援体制などから判断した」と説明した。

米メディアによると、ノースカロナイナ州と地元自治体はトヨタに対し、総額4億ドル(約450億円)以上の補助を提示して工場を誘致していた。

トヨタは10月、豊田通商と共同で12億9000万ドル(約1430億円)を投資し、米国に車載用電池工場を建設すると発表していた。出資比率はトヨタの北米子会社が90%、豊通が10%となっている。またトヨタは10月、米国で電池工場に34億ドル(建物+土地代を除く)を投資すると発表しており、その一部が今回の投資に入り、今後も電池工場を米国に建設する計画である。

以上、

車載用燃料電池や全固体電池のパテントは多くをトヨタは保有している。HVやFCVの開発の成果によるもの。トヨタもHVに2方式にしており、日産のePower同様、エンジンで電気を発生させ、モーターで駆動させる方式も採用している。スタンドやカートリッジ式など水素のユーザー供給が容易になれば、水素エンジン車やHVの発電を水素エンジンで行う方式など多様な方法をすでに持っていることになる。

期待される全固体電池も、小型化、大量生産によるコストダウン化が現在の課題となっているようだ。

[ 2021年12月 7日 ]

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