アイコン ホンダ 中国でEV専用工場建設


Hondaの中国現地法人である本田技研工業(中国)投資有限公司(本社:北京)は1月5日、今後投入を拡大する電気自動車(EV)の生産体制構築に向けEV専用新工場を建設すると発表した。

新工場は2024年稼働開始を目指し、武漢市の武漢経済開発区に建設し、敷地面積63万m2、基本生産能力12万台/年を予定している。
完成車一貫生産が可能な高効率・スマート工場として、プレス、溶接、塗装、組み立て、完成車検査などの工程を有し、組み立て工程などを中心に業界トップ水準の自動化率を目指す。

また、カーボンニュートラル実現に向けたソーラー発電などの再生可能エネルギー活用に加え、再生水循環利用などによる資源節約、大気汚染をもたらす主要な原因物質であるVOCの削減など、サステナブルな取り組みも積極的に進めていく。
今後もHondaは、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた電動化の取り組みを加速し、魅力ある商品を提供するとしている。
以上、

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ホンダは、中国では広州自動車と東風自動車の2社と合弁している(販売車種が異なる)。合弁といっても中国進出に当たっての中国政府の進出条件によるものであり、出資金は出すものの、工場や設備の投資に関わる資金はホンダ(外資)が全額出資。合弁相手の中国企業は事務部門で経営に参加し、合弁での配当金を受け取る存在。技術移転もあろうが今では中国企業に独自に蓄積されており、技術移転自体は終わっている。そうしたこともあり、最近ではテスラが上海特区に単独進出している。

ホンダはEV一本に絞ったようだ。FCVは実質撤退、今後は提携するGMと共同開発するそうだ。
ホンダの日本での失速はFIT-HVの度重なるリコールによるもの、

米国ではエアバック問題から成長の勢いが止まっている。

中国では厳寒地でのエンジン停止問題があったものの、元気を取り戻し、勢いを回復させている。ホンダの経営陣は日本では軽で大満足しているようだ。

ただ、バッテリー問題をどうするのだろうか。EV用バッテリーは車両価格の1/3を占め、販売しても利益が損なわれることから、GMやフォードは韓国勢との合弁バッテリー工場を建設し、バッテリーの販売利益を配当か、連結対象にして利益計上させるか、安価に仕入れる方策をとるか・・・。VWは自社生産する。GMとLGの合弁工場にホンダが出資する話は聞いたことがない。ホンダはなんらか対応しなければ利益率を大幅に落とすことにもなる。

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[ 2022年1月 7日 ]

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