アイコン 日本市場 1133品目で中国製が50%超える いまさらリスクだと


内閣府が調査した結果、日本が海外から輸入している品目のうち、携帯電話やパソコンなど1133品目で輸入額に占める中国の割合が5割以上を占めていることが分かった。

ほかの先進国と比べても中国への依存度が高く、政治的、自然災害、疫病などでの輸送停滞が生じた場合、大きなリスクがあると指摘される。

内閣府は、日本、アメリカ、ドイツの3ヶ国がそれぞれ輸入している品目について、2019年時点で特定の国からの輸入額が5割以上を占めた品目を調査した。
それによると、日本の場合、こうした品目は2627あり、このうち中国が5割以上占めた品目は1133品目に上っている。

輸入額に占める中国の割合が、高い品目を見てみると、ノートパソコンやタブレット端末が99%、携帯電話が86%(主にiPhone)、コンピューター部品が62%などとなっている。
アメリカやドイツでも中国からの輸入額が5割以上を占めた品目数が最も多かったものの、アメリカでは590品目、ドイツで250品目と日本を大きく下回っている。
内閣府は、輸入先の中国で何らかの供給ショックや輸送の停滞が生じた場合、日本はアメリカなどに比べて多くの品目で代替が難しく、大きなリスクがあると指摘している。
以上、

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いまさら何を言っているのだろうか。

新自由主経済下、貿易自由化を率先してきた日本國、食料自給率すら放棄している現在、・・・いまさら・・・。
2月1日発効した世界の人口で1/3に該当するメガ自由貿易協定(FTA)であるRCEPが発効したばかり。インドがRCEPから離脱した理由は・・・。
米抜きTPPに中国も現在申請している。

RCEP発効で日本の輸出産業は喜んでいるが、同じように各国の輸出業者も喜んでいる。中でも価格競争力のある中国が一番優位に立つことは目を瞑っても分かること。
そうしてこれまで日本の産業は衰退し、御用聞きの材料屋になってしまった。その材料も「中国2025」に見られるように駆逐され続けている。駆逐されたくなければ中国で生産するしかない=中国製。
TPPにバイデン米政権が復帰しないのは、米国にとってTPPの問題がどこにあるのか、TPP・RCEPを主導した自民党政権は新冷戦時代を迎え精査すべきではないだろうか。
内閣はいまさら中国のカントリーリスクを引っ張り出し何を言いたいのだろうか。


スクロール→

2020年 貿易主要国 輸出入/日本貿易会版

百億円

輸出

輸入

貿易総額

貿易収支

総額

6,840

6,784

13,624

56

中国

1,508

1,749

3,257

-241

米国

1,261

744

2,005

517

韓国

477

284

761

193

台湾

474

286

760

188

香港

341

 

 

 

タイ

272

254

526

18

ドイツ

188

227

415

-39

ベトナム

183

235

418

-52

シガポール

189

 

 

 

マレーシア

134

 

 

 

豪州

 

382

 

 

サウジ

 

197

 

 

UAE

 

175

 

 

地域

アジア

3,922

3,464

7,386

458

中東

181

556

737

-375

EU

646

779

1,425

-133

 

[ 2022年2月 4日 ]

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