アイコン 商船三井「フェリシティエース」号沈没 ポルシェ、ランボルギーニ等搭載


3月1日、ポルシェ、ベントレー、ランボルギーニ、アウディなどの高級車を積んで大西洋を航行中に火災を起こした自動車運搬船「フェリシティエース」(2005年建造/総トン数:60118トン)が沈没した。同船は2月16日に出火し、乗員は全員が脱出した。
同船を運航するシンガポールのMOLシップ・マネジメント(商船三井系)に入った情報によると、同船は3月1日に沈没し、ほぼ燃え尽きた状態で安全な港に曳航されていたという。VWグループの広報は、同船沈没の情報が入っていることを確認、商船三井も3月2日のリリースで沈没を広報している。

VWグループの車は約4000台が積まれていた。フォルクスワーゲンやアウディなどの電気自動車(EV)も多く、そのために消火が難航した可能性もある。リチウムイオン電池が絡む火災は消火が特に難しい。

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一方、ランボルギーニの車の中には、40万ドル(約4600万円)以上するアヴェンタドールもあった。同モデルの年間の生産台数は年間800台に満たず、販売は今年が最後になる。
車全ての被害総額は推定約3億3500万ドル。損失は保険でカバーできるとVWは説明している。
フェリシティエースはドイツのエムデンから米ロードアイランド州へ向かう途中、ポルトガル沖の同国領のアゾレス諸島の南部約145キロの海上で火災が発生した。
海運業社によると、火災による汚染物質の海上への流出は起きなかったが、沈没による環境への影響は分かっていない。
以上、CNN参照

自動消火装置の機能を喪失させるEVの運搬は新たな問題を引き起こしたようだ。
同船の火災は後方の機関部分から燃えていたようだが、発火原因がEVだった可能性も完全には棄てきれないだろう。

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[ 2022年3月 3日 ]

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