アイコン 2月の鉱工業生産0.1%上回り3ヶ月ぶり上昇


経産省の発表によると、2月の鉱工業生産指数の速報値は95.8で、前月を0.1ポイント上回って3ヶ月ぶりに上昇した(2015年=100)。
これは新コロナの感染拡大や部材の供給不足などの影響が緩和したことが主な要因で、なかでも「自動車」が10.9%の大幅な上昇となったほか、航空機エンジンの部品や鉄道車両などの「輸送機械」も7.9%上昇した。
生産の基調判断については「持ち直しの動きがみられる」という判断が維持した。

一方、今後の生産活動を予測する指数は3月が3.6%上昇、4月も9.6%の上昇が見込まれている。
今後の見通しについて、経産省は「自動車が全体をけん引する形で、ほとんどの業種で回復基調にあるが、引き続き、ウクライナ侵攻を受けたエネルギー価格の推移などを注意深く見ていきたい」としている。
以上、

 

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自動車産業は、半導体不足問題、新コロナによる部品調達問題、サプライチェーンのレアメタル等原材料の調達問題を抱えている。
ロシア・ウクライナ問題あるが、中国での「ゼロコロナ策」によるロックダウンでは、すでにトヨタが関係する中国工場が影響を受けるなど、今後とも部品調達も含めて見えないところも多い。
日本では慢性化してしまった新コロナ、3月も4000人以上が亡くなっているものの、政策当局ではマンネリからのど元も過ぎ、完全に開放されたようだ。

<生産は、前月比0.1%上昇>
上昇業種
自動車工業、輸送機械工業(除.自動車工業)、汎用・業務用機械工業等
低下業種
化学工業(除.無機・有機化学工業・医薬品)、無機・有機化学工業、その他工業等

<出荷は、前月比▲1.3%低下>
低下業種
石油・石炭製品工業、生産用機械工業、電気・情報通信機械工業等
上昇業種
自動車工業、汎用・業務用機械工業、その他工業等


 

[ 2022年3月31日 ]

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