アイコン 5月の企業物価指数 4月に続き過去最高 商品への価格転嫁進む


日銀が10日発表した5月の国内企業物価指数(2020年=100、速報値)は、4月と同じ112.8で、2ヶ月続けて過去最高の水準だった。
露のウクライナ侵攻、露制裁による資源高、エネルギー高、穀物高に加えて、昨年6月から20%以上急速に進む円安が輸入品の価格を押し上げる影響が強まっている。
以上、

企業は、原材料価格の値上がり分を商品に価格転嫁する動きを強めており、今後も消費者に身近な商品が値上げされ、今後、値上げ予定品目だけでも3000以上に発表されている。
帝国データバンクの調べては、すでに値上げしたか今後値上げする予定の商品が、8300品目以上に上る。値上げ予定の商品は6月と7月だけで3000品目を超えている。

 

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小麦価格+トウモロコシ+食用油+砂糖+魚介類+家禽畜産物+電力・光熱費+20%の円安

★最も多い加工食品は、約3600品目で平均13%値上げ。
小麦や食用油の高騰のほか、肉類や魚介類の価格上昇を背景に、カップラーメンやハム・ソーセージ、冷凍食品などが値上げとなっている。

★調味料は、約1700品目で平均10%値上げ。
菜種油など食用油の高騰や、トマトなどの野菜価格の上昇で、ドレッシングやマヨネーズ、カレーのルー・香辛料などが値上げ。

★酒類・飲料は、約1100品目で平均15%値上げ。
麦芽やトウモロコシの高騰や円安で輸入コストがかさんだ影響で、焼酎・チューハイや輸入ワイン、ビール・発泡酒などが値上げ。

★菓子類は、約500品目で平均11%値上げ。
産地北海道でのジャガイモの不作のほか、食用油の高騰、砂糖の価格上昇などで、スナック菓子やチョコレート菓子、アイスクリームなどが値上げ。

★パン類は、約400品目で平均9%値上げ。
小麦の高騰や包装資材の価格上昇で、食パンや菓子パン、業務用パンなどが値上げとなっている。

<値上げの根の原因はバイデン氏にあり>
1、 大統領就任後の巨額財政投資による景気の急回復が高い物価高=インフレを招いた。今ではこれを抑制するため、金利を上昇させ景気の引き締め策に転じている(米金利上昇が円安・世界の通貨で対ドル安を招いた)。

2、 原油と天然ガスの世界最大の生産国でもある米国、シェールガス・オイルの生産者団体と就任早々に仲違い喧嘩、国内では増産要請さえできない関係、生産者団体にしても価格暴騰により増産スピードがロバさん並み。いまだ、新コロ前から15%ほど低い原油生産量。


3、 ウクライナ侵攻前、ロシアの侵攻を煽るばかりで止めさせる動きを、真の超大国の大統領として行わず、最初から喧嘩腰だった。

貿易戦争では米国は日本の敵国。
日本の半導体もソフトも製造業も潰してきたのは米国の通商交渉によるもの。米中貿易戦争はかつての日米通商交渉による徹底した日本タタキの再現でもある。日本の産業を潰してきた張本人。それでも金魚の糞の・・・。

[ 2022年6月10日 ]

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