アイコン VW 3件延58車種、延241千台リコール 走行不能の恐れも


VWは29日、以下のとおり3件につきリコールを国交省に届け出た。

Ⅰ、変速装置
1、不具合の部位(部品名): 変速装置(シフトカバーフレーム)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
シフトカバーフレームにおいて、製造時の組付けにかかる圧力により、表面に施されたクロームコーティングに微細な亀裂を生じたものがある。そのため、使用過程における気温・湿度の変化により亀裂が拡大し、当該コーティングの一部が剥がれるものがある。最悪の場合、当該部位に触れ負傷するおそれがある。
3、改善措置の内容:
全車両、シフトカバーフレームを対策品と交換する。
4、不具合件数:422件
5、事故の有無:なし
6、対象車両:ゴルフおよび派生車の計19車種
7、対象台数:143,614台
8、輸入期間:平成25年5月7日~令和2年10月22日

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Ⅱ、原動機
1、不具合の部位(部品名):原動機(燃料パイプ)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
原動機に装着されている燃料パイプの取付けボルトにおいて、締め付けトルクの設計値が不適切なため、走行振動等により当該ボルトが緩むものがある。そのため、燃料漏れにより、ガソリン臭の発生とともに、エンジン制御システム故障の警告灯が点灯し、最悪の場合、走行不能になるおそれがある。
3、改善措置の内容:
全車両、燃料パイプ取付けボルトを新品へ交換し、規定トルクで締め付ける。
4、不具合件数:149件/事故の有無:なし
5、対象車両:ポロ・ビートル・ゴルフ・ティグアン・パサート・シャランの計15車種
6、対象台数:91,241台
7、輸入期間:平成27年6月20日~令和元年8月30日

Ⅲ、自動変速機油圧制御システム
1、不具合の部位(部品名):自動変速機油圧制御システム(メカトロニクス)
2、基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
7速DSG型自動変速機のメカトロニクスにおいて、アッパーハウジングのねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、アキュムレーターの継続的な油圧変化による疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、油圧が低下して、最悪の場合、駆動力が伝達されず走行できなくなるおそれがある。
3、改善措置の内容:全車両、メカトロニクス内のアッパーハウジング製造識別マークを確認し、該当する場合はアッパーハウジングを対策品に交換する。
4、不具合件数68件/事故の有無:なし
5、対象車両:ゴルフ・ポロ・ビートル・トゥーラン・パサート・CCの計24車種
6、対象台数:6,422台
7、輸入期間:平成19年10月22日~平成28年1月7日
以上、3件



 

[ 2022年6月30日 ]

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