アイコン 桜島 5回爆発 大きな噴石2.5キロ先まで 山体膨張続く レベル5に


桜島南岳山頂火口では、24日20時05分に爆発が発生し、弾道を描いて飛散する大きな噴石が火口から約2.5kmまで達した。同火口から大きな噴石が2kmを超えて飛散したのは、2020年6月4日以来。
この噴火に伴い、ごく少量以上の噴煙が火口縁上300mまで上がり、上空の雲に入った。

桜島では、23日から24日20時05分までに5回の噴火が発生し、24日15時までの噴煙は最高で火口縁上1200mまで上がったが、山体膨張は解消されていないという。

桜島の火山活動は非常に活発化している。
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね3km以内の居住地域(鹿児島市有村町及び古里町の一部)では、大きな噴石に厳重な警戒(避難等の対応)が必要で小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれもある。

 

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火山活動の状況
桜島では、18日09時頃から島内に設置している傾斜計及び伸縮計で、山体膨張を示すわずかな地殻変動が観測されていた。20日15時頃からその変化は概ね停滞したが、山体が膨張した状態は現在も続いている。

18日からの山体膨張が一度に解消されるような噴火が発生すると、多量の噴煙を伴った噴火や、やや規模の大きな爆発となる可能性がある。今後の情報に留意が必要。

防災上の警戒事項等
南岳山頂火口及び昭和火口から概ね3km以内の居住地域(鹿児島市有村町及び古里町の一部)では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に厳重な警戒(避難等の対応)が必要。
また、概ね2kmの範囲では火砕流に要警戒。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため要注意。
爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため要注意。
なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性があり留意が必要。

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[ 2022年7月25日 ]

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