アイコン 牙を剥く中国 台湾海域6ヶ所で大規模実弾軍事演習 台湾の領海や接続水域でも


台湾国防部(国防省)は3日、中国が台湾周辺海空域で実弾演習を実施すると発表したのを受け、、臨時記者会見を開き、台湾の空域と海域を封鎖するのも同然で、台湾の主権を著しく損なうものだと厳しく非難した。

また、武力によって意見の食い違いを解決し、地域の平和と安定を損ねようとしている中国の覇権的な行動は、中国の国際的イメージに寄与せず、台湾と中国の人々の感情を傷つけると批判した。

台湾当局は2日、本島の南西沖に設定している防空識別圏に、中国軍機の殲16戦闘機が延10機、殲11戦闘機延8機、空警500早期警戒管制機1機、運9通信対抗機1機、運8電子偵察機1機の計21機が侵入したと発表していた。
また、中国は2日までにミサイル駆逐艦と護衛のフリゲート艦を台湾海峡の中間線まで移動させ、空母2隻をそれぞれ母港から出航させたと発表していた。

 

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中国はペロシ氏が台湾入りした2日深夜、4日正午から7日正午にかけて台湾の北部、北東部、北西部、東部、南部と南西部の6ヶ所の海域で実弾演習を実施すると発表した。
台湾と一番近い場所は20キロしか離れていない海域だという。

台湾当局によれば、一部エリアは中華民国(台湾)の領海またはその接続水域に侵入しており、国際航路の安全を脅かすと非難している。
中国の行動は、国際秩序に挑戦する上、台湾海峡の現状を破壊し、地域の安全に危害を及ぼす非理性的な行動だと批判。国家の主権を守り、国の安全を損なういかなる行動も阻止し対抗策を講じる姿勢を見せている。

シンクタンク「オーストラリア戦略政策研究所」のネイサン・ルーサー研究員は、台湾の主権が及ぶ海域で中国が実弾演習を行うことは、ここ数十年で最も挑発的な行為であり、国連が定義する侵略に該当するとの見解を示した。

中国の演習エリアのうち、北部・基隆沖と南部・高雄沖近くの計3ヶ所は、台湾の領海と重なっている。

独裁国中国・覇権国中国
米国はペロシ台湾事態で空母2隻とそれぞれの打撃群を台湾東部太平洋海域に派遣していたが、ペロシが離台したことから、そそくさと引き上げたのだろうか。金の玉がないバイデンだったらそうするだろう。情けねぇ。

今回の演習エリアは赤の部分、灰色部分は1995年・96年の緊張時の中国軍の軍事演習エリア。今回の実力行使が如何にヒステリックなものか物語っている。

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[ 2022年8月 4日 ]

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