アイコン 32年ぶりの148円に突入 160円視野に 頑固一徹黒田采配 財務省と日銀の戦い


米ミシガン大学の10月の消費者信頼感指数速報値が59.8と予想の59.0を上回り4月来で最高となったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ期待動向を判断する上で注目の同指数の期待インフレ率(=予想インフレ率)も1年先が5.1%、5年先が2.9%といずれも予想を上回った。
これはFRBの大幅利上げ観測を裏付けるものとなり、米国債相場は続落した。10年もの米国債の利回りは4.01%へ上昇した。
(予想では11月1・2日のFOMC会合で0.75%、12月13・14日の会合か1月の会合で0.5%上昇が予想されている。それでも景気減速を示す指数が確固たるものにならなければ、さらに0.25%を2回上昇させる可能性もある。その後はインフレの揺れ戻しがないように暫く高金利をそのまま持続させると見られている)

そうした指標にドル買いも一段と加速し、対ドル円は148円73銭まで上昇し、バブル期の1990年8月以降32年ぶりに円安・ドル高を更新した。

 

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日本は、2年で物価上昇2%を公約して大規模金融緩和に舵切った日銀黒田氏、とっくの昔に2%公約は破綻したものの、大規模金融緩和を続け、その野壷から抜け出せなくなっている。すでに臭くなり腐このまま11月になり、米金利がさらに0.75%上昇すれば、155円前後まで円安となり、さらに0.5%上昇すれば4.5%となり、円は1ドル160円台に乗せることになる。
 
日本の財務省がドル売りしても日銀の黒田氏が大規模金融緩和策の継続の正当性を世界に向け吹聴し続け、その効果は台無しとなっており、無駄玉、外貨準備高が減少し日本の信用にとって逆効果になりかねない。


スクロール→

 

米国債

基準

対ドル

日国債

末日

10年利回り

金利

10年利回り

2

1.795

0.25

115

日銀0.25%上限設定

/基準金利 ▲0.1%で黒田漬け

3

2.386

0.50

122

4

2.887

0.50

129

5

2.844

1.00

128

6

2.972

1.75

135

7

2.642

2.50

133

8

3.133

2.50

138

9

3.804

3.25

144

10/15

4.016

 

148

 

↓サービスインフレは所有住宅のローンも含めた費用の伸びが主を占めている。借家等借り物の家賃は家賃インフレとして別途捉えられているが、サービスインフレとほぼ連動している。

米国の各種インフレ率

参考

 

インフレ率

ミシガン

金利

 

全体

食料

コア

家賃

サービス

期待インフレ

金利

21/9

5.4

4.6

4.0

3.16

3.20

 

0.25

21/10

6.2

5.3

4.6

3.48

3.65

 

0.25

21/11

6.8

6.1

4.9

3.84

3.77

4.9

0.25

21/12

7.0

6.3

5.5

4.13

4.01

4.8

0.25

22/1

7.5

7.0

6.0

4.36

4.58

4.9

0.25

22/2

7.9

7.9

6.4

4.74

4.80

4.9

0.25

22/3

8.5

8.8

6.5

4.98

5.12

5.4

0.50

22/4

8.3

9.4

6.2

5.14

5.37

5.4

0.50

22/5

8.6

10.1

6.0

5.45

5.74

5.3

1.00

22/6

9.1

10.4

5.9

5.61

6.22

5.3

1.75

22/7

8.5

10.9

5.9

5.70

6.25

5.2

2.50

22/8

8.3

11.4

6.3

6.24

6.81

4.8

2.50

22/9

8.2

11.2

6.6

6.59

7.37

4.7

3.25

22/10

 

 

 

 

 

5.1

 

22/11

 

 

 

 

 

?⇒ 

+0.75

 

[ 2022年10月15日 ]

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