巡航ミサイルやドローンを撃ち落している独製対空戦車「ゲパルト」
ロシア軍の巡航ミサイルやドローン(無人機)を次々撃ち落している独製自走式対空砲=対空戦車「ゲパルト(Gepard)」、昨年秋口、ドイツはウクライナに供与している。
古いタイプの戦車のレオパルト1主力戦車の車台、
スイスのエリコン社製35mm対空機関砲KDA×2基、
発弾発射機4基を左右側面に火力装備。
レーダーは、
砲塔後上方にレーザー測距機付きKuバンド捜索レーダー(距離15km)
砲塔前面にSバンドの追尾レーダー(距離15km)、
追尾レーダーで1目標を追尾し、捜索レーダーで他目標の捜索も可能。
デジタル式射撃管制装置。
難点、
機関砲や砲弾がスイス製のため、ドイツは対空戦車と在庫を提供しているが、スイスはウクライナへの提供は、直接・間接ともに認可していない。中立国であるため。
西側の戦車最大300輌は、何れの戦車も2ヶ月訓練が必要とされている。ロシアが3月に大攻勢をかけてきた場合、間に合わないかも知れない。
ロシアのウクライナ侵攻開始は2022年2月24日だった。
スクロール→
対空戦車 独製ゲパルト |
|
全長 |
7.68m |
全幅 |
3.71m |
全高 |
3.29m(レーダー格納時) |
重量 |
47.5t(戦車より重い) |
乗員数 |
3名 |
機動力 |
|
速度 |
65km/h |
エンジン |
MTU MB838CaM-500 |
4ストロークV型10気筒多燃料液冷スーパーチャージド・ディーゼル |
|
830hp/2,200rpm |
|
行動距離 |
550km |
レーダー |
|
レーダー |
レーザー測距機付きKuバンド捜索レーダー(距離15km) |
Sバンドの追尾レーダー(距離15km) |
|
デジタル式射撃管制装置 |
|
装甲・武装 |
|
主武装 |
90口径35mm対空機関砲KDA×2 |
副武装 |
米製FIM-92 スティンガー対空ミサイル |