アイコン トマホーク 1発2億円が5億円に化ける 黒田超円安で高値買いも


トマホークは速度がジェット旅客機並みの速度であり、イラクやシリアならば有効だろうが、中国の迎撃ミサイル網を突破できないと何回もここに掲載してきた。
880キロ飛行するのに1時間、最大射程距離1250キロでは1時間25分かかる。

トマホークの発射を察知され反撃を受けた場合は、マッハ4の弾道ミサイルの場合、1マッハ=1,224キロ×4マッハ=時速4,896キロ、2,400キロ圏内を30分以内に攻撃できる。
北京-東京間の距離は2,100キロ/上海-那覇間は800キロ

中国のミサイル基地は全土30ヶ所あまりあり、サイロ型は大型の大陸弾道ミサイル用、それ以外は移動式が多い。(北朝鮮やロシアは列車発射型まで有している)。

中国は、ロシア版THAADとされるS-300と400を配備しており、THAADより射程距離が長く、巡航ミサイルにも対応し、複数弾頭を有し、複数目標を同時攻撃できるとされる。

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読売新聞は昨年10月、トマホーク1発は1億~2億円が相場とされると報じていた。
日本政府は、米政府を通じて装備品を購入する「対外有償軍事援助(FMS/米政府の言い値での購入条件/メーカー価格とは大幅に異なる)」を通じた導入となる。

一方で日本は、「12式地対艦弾道ミサイルを」を射程1000キロに改良し、2026年度にも実戦配備する計画。
日本はトマホークをイージス艦などに搭載予定で、既存の垂直発射管を改造して使用する予定という。

浜田氏はラスベガスでの・・代も捻出するつもりだろうか。

日本はこれまでに、2028年までに12式地対艦弾道ミサイル(改)及び91式空対艦誘導弾道ミサイル(ASM-1C/哨戒機搭載用の空対艦弾道ミサイル)の後継となる哨戒機用(新)空対艦誘導弾が開発される予定とされていた。
今回、現在の射程200キロを900キロに伸ばし長射程化するために現用機体より大きくなる新型弾道ミサイルを、車両からまたは哨戒機から運用する技術を開発する。最終的には射程1500キロに伸ばす計画。
以上の開発は、2028年予定を2026年に前倒し、射程900キロを1000キロに伸ばし、集中開発することを決定している。

日本はイージス艦から発射すれば、中国は移動している空母を攻撃できる空母キラーと呼ばれる地対・空対艦、艦対艦の中距離弾道ミサイル「DF-21D」を駆逐艦に配備しており、当対艦弾道ミサイルは、誘導を行うとされる超音速無人偵察機のWZ-8(無偵-8)とともに戦略爆撃機のH-6にも搭載可、射程は約1,500kmで西太平洋における空母やイージス艦・駆逐艦、敵陣基地が攻撃対象になると推測されている。

迎撃ミサイルへの対応
ターボジェットエンジンは旅客機と一緒、速度には限界。
超音速弾道ミサイルはマッハ1.3~4.0台までで主にロケットエンジンを使用。
極超音速弾道ミサイルはマッハ5以上で、ラムジェットエンジンやスクラムジェットエンジンを使用する。

米露が中・長距離弾道ミサイルの削減交渉でミサイル数を減らしたが、中国は蚊帳の外で開発し続け、大量配備し続けている。
また、米国はロシアとの削減交渉の結果、迎撃ミサイルの開発に力を入れ、その後、露ミサイル攻撃を無力化する戦略を採った。これに対して、ロシアは迎撃できない超音速や極超音速ミサイルの開発に着手し、すでに配備している。

中国は削減交渉に関係ないとして大量にICBMや中距離弾道ミサイルを保有し、全土30ヶ所以上の基地にロケット軍を配備し、極超音速ミサイル開発にも当たっている。南沙諸島で埋め立てた要塞にも配備されている可能性が高い。
米国は露・中の極超音速ミサイル開発に驚き、現在開発に着手している段階。実験ではすでに成功させたが、配備までにはいたっていない。

トマホークも次世代型は極超音速巡航ミサイルになる計画。現在のものは純韓国製の迎撃ミサイルでも撃ち落させるスピードだ。
トマホークが高度100メートル以内の巡航であっても、有人・無人の偵察機や軍事衛星などにより、発射されたミサイルは捕捉され、近づけば駆逐艦やレーダーサイトで捕捉され、迎撃を可能にする。

日本はスクラムジェットエンジンを有していない。2000年代にJAXAが開発に当たっていたが、聖域なき削減で研究開発は頓挫している。弾道ミサイルに転用可能な固定燃料のロケットエンジンでさえむ最近調子がおかしい。銭がなく研究しないことから日本の脳の能力も落ちてきている。

 


スクロール→

12式地対艦弾道ミサイル

製造

三菱重工業

ミサイル直径

0.35m

ミサイル全長

5m

ミサイル重量

700kg

射程

200km 2026年に1000k分開発配備へ

推進方式

固体燃料ロケットモーター(ブースター)+ターボジェットエンジン(巡航用)

誘導方式

中途航程:INSGPS

終末航程:ARH

飛翔速度

未公表

 

 すでに旧式となったトマホークは現在開発中の次世代対艦型トマホークのつなぎの巡航ミサイルとして改修されてきている。
過去、地上配備型でM4の開発も行われていたが中止された経緯がある。問題は射程が長くなってもその速度であり、現在の敵陣の迎撃ミサイルの性能からして勝負にならない。
購入する400発を同時に1ヶ所に向け発射すれば目的達成成功率は100%だろうが。

先制敵陣攻撃では、発射しても相手にミサイルが到達する前に発射した艦艇なり、発射基地は現行、迎撃不可能とされる超音速なり、極超音速弾道ミサイルにより破壊されている。

抑止力があるとしているが、今回の決定は、古頭の元老軍人さんたちの提言を鵜呑みにした判断であり、先制攻撃するからにはそれなりの攻撃用弾道ミサイルが必要ではないだろうか。
トマホークという2世代前の巡航ミサイルを、抑止に、先制攻撃用に配備するとはまったく話にならん。2000億円も。それも米政権の言い値で高値買いしている。トマホークはエンジンも改良され、軽量化され開発当初より大幅に安価になっている。その分、燃料を多く積み射程が延びている。日本への販売用は1250kとされ、ブロックⅡの分と見られる。


スクロール→

米国 トマホーク巡航弾頭ミサイル

開発

19803月試射成功・配備

ブースター除く

本体 

全長

5.56m

翼幅

2.67m

直径

0.52m

ブースター部分

(発射用補助エンジン)

全長

0.69m

直径

0.52m

重量

270kg

速度

880km/h

 因みに

ジャンボジェット747-400の巡航速度915m/

エンジン

ターボジェットエンジン

①ウィリアムズ F107-WR-400(ブロック IIまで)

②ウィリアムズ F107-WR-402(ブロック III

③ウィリアムズ F415-WR-400/402(タクティカル・トマホーク)

共通

アトランティック・リサーチ Mk106 固体推進ロケット

射程

1250k 

 

1650

 

3000

 

中国の空母キラー DF-21

目的

空母・イージス艦等の戦闘艦攻撃用

射程  

DF-211,750 km以上

 

DF-21A 2,150 km以上

 

DF-21C及びD3000 km以上

弾頭 

爆弾、500kT核弾頭1

エンジン

二段式固体燃料ロケット

誘導システム

慣性 + ターミナルレーダー誘導

CEP 

300-400m

全長 

10.7 m

直径 

1.4 m

重量 

14,700kg

ペイロード

600 kg

 

ロシア 3M22 Zircon ツィルコン

 

極超音速ミサイル

種類

艦対艦ミサイル

極超音速巡航ミサイル

潜水艦発射巡航ミサイル

艦対地ミサイル

配備期間

2022年~

諸元

全長

9 m

直径

0.6m60 cm

最大射程

10001,500 km

最大高度

28 km (92,000 ft)

弾頭

300 HE(榴弾)

200 kt 戦術核弾頭

炸薬量

300-400 kg

エンジン

スクラムジェット

推進剤

液体燃料 - "Decilin-M"

速度

マッハ89

発射

水上戦闘艦]、潜水艦

陸上用(開発中)

 

ロシア Kh-47M2 キンジャール

種類

空中発射弾道ミサイル

空対地ミサイル

製造期間

2017年~

諸元

射程

2,000 km1,240 Mi

MiG-31K戦闘機搭載時)

3,000 km1,860 Mi

Tu-22M3爆撃機搭載時)

精度

1 m

弾頭

核(100-500 キロトン)、

榴弾(HE)、fragmentation

炸薬量

500 kg

エンジン

固体燃料ロケットエンジン

最大高度

20 km

最高速度

マッハ10

誘導方式

GLONASS(衛星測位システム)、遠隔操作、光波ホーミング誘導から修正可能な慣性航法装置

発射

MiG-31K戦闘機

プラットフォーム

Tu-22M3M4 missiles

Su-57(将来)

 

ロシア Avangard アバンガルド

 

種類

極超音速滑空体(HGV)

 

速度

マッハ20 試験では27まで

 

エンジン

スクラムジェットエンジン

 

弾頭

通常弾頭、核弾頭

 

打上方式

既存のICBM級ミサイルで発射し、その後宇宙空間で切り離し、自飛行させる方式。迎撃不可能なスピード。

 
 
 

 

露S-400 地対空迎撃ミサイル

開発

2001年配備決定

2004年開発終了

射程

9M96系列:射程40k~120

48N6系列:中距離

40N6350k(制限数値)・・巡航ミサイル対応

速度

S300M7前後

備考

400k先の6目標を同時に迎撃

-500を開発中

中国もS-400で弾道ミサイル早期警戒システム(BMEWS)構築

 

中国 迎撃ミサイル HQ-9(紅旗99

開発

S-300PMUを独自改良したもの

1990年代

全長

6.8m

発射重量

1,300kg

実用高度

25-30,000m

射程

7-125km(基本型)

200kmB型)

速度

M6

誘導方式

指令更新付慣性

セミアクティブTVM誘導(HHQ-9A/B

アクティブ・レーダー・ホーミング(終末)

備考

地上型・艦船搭載型


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[ 2023年2月28日 ]

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