アイコン 要注意、 浅間山3月の火山性地震発生件数1227回 4月は日に70回以上続く


気象庁は長野と群馬の県境にある浅間山について、火山性地震が増加するなど火山活動が活発になっているとして3月23日、噴火警戒レベル2に引き上げているが、「山の西側の地下深くに少しずつマグマが入ってきているとみられる」として、引き続き火口からおおむね2キロ圏内では警戒するよう呼びかけている。

浅間山では3月15日ごろから、山の西側で膨張を示すとされる傾斜変動がみられ、GPSによる観測でも地面のわずかな伸びが確認されている。(山体膨張は危険)。

 また、火山性地震は山頂直下の浅い場所を中心に増加し、3月22日以降は多い日で100回を超え、3月の地震回数は1227回と前月の300回の4倍以上に達している。
 このほか、山頂火口からの噴気や火山ガスの1日当たりの放出量も多い状態が続いていて、気象庁は噴火警戒レベルを「1」から「2」に引き上げ火口からおおむね2キロ圏内では飛散する大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。

 

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火山活動の高まった状態は4月も続いていて、気象庁は「山の西側の地下深くにあるとされるマグマだまりに、マグマが少しずつ入ってきているとみられる。マグマから抜けた火山ガスが上昇することで地震や噴気の増加につながっているのではないか」としている。
以上、

浅間山の標高は2568メートル、気象庁では、2019年8月25日19時28分、(天候悪化で直接観察できないため)「噴火したもよう」だと発表していた。
浅間山の噴火は1950年以降だけでも19回発生しており、中でも1958年と1961年の噴火では被害も発生している。

過去の記録では
685年(飛鳥時代)、
1108年(平安時代)は天仁大噴火、
1128年には大規模マグマ噴火
1532年、噴火、噴石8キロ地点まで
1582年、噴火、噴煙が京都からも見えたという
1721年、噴火、登山者15人死亡の記録
1783年8月、天明大噴火
1938年6月、噴火、噴煙高さ1.2万メートル
1950年9月、大爆発、爆発音は名古屋市でも轟き、降灰は東京や埼玉でも観測された。噴火口に千トン岩出現した噴火。
気象庁が3月1日及び 17日に実施した火山ガス観測では、火山ガス(二酸化硫黄)の1日あたりの放出量は、それぞれ 70トン及び100トンだったが、3月29日は1,600トンと大幅に増加し、4月に入ってからも、1,000~1,200トンと多い状態が続いているという。
4月Ⅰ日の噴煙の高さは900メートルに達している。ただし白色であり、マグマの火山性ガスと地下水が熱せられた火山性ガスと水蒸気の白い噴煙と見られる。

↓浅間山山頂の噴火口


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[ 2023年4月11日 ]

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