アイコン EVタクシー衝突後制御不能の188キロで暴走 数回転して止まり大ケガ/韓国


朝鮮ドットコムの9月27日の報道によると、9月15日未明の午前12時41分ごろ、大邱市寿城区で客を乗せたEVタクシーが寿城市場交差点付近で反対車線からセンターラインを越えてきたスポーツ用多目的車(SUV)と衝突した。

問題はこの衝突直後に発生した。
事故当時のドライブレコーダーの映像を見ると、時速50キロメートルで正常に走行していたタクシーは衝突直後に急に速度を上げ始めた。
加速36秒で車の速度は時速188キロメートルに達した。

 

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映像で、車の速度が上がるとタクシー運転手は慌てた様子で「うわあ」「大変なことになった」と何度も叫び続けた。
乗客が運転手に向かって「ブレーキを踏んで」「エンジンを切って」と急いで言うと、タクシー運転手は何をやってもまともに作動しないと答えた。

このような状態で約1分間、2.5キロメートル走り続けたタクシーは、寿城市場交差点の第2車線で信号待ちをしていた別のタクシーにぶつかった後、スリップしながらセンターラインを越えて歩道に乗り上げ、通行人をはねた。

このタクシーは、250メートルさらにスリップしながら暴走、数回、回転し、ひっくり返った状態で止まった。別のタクシーも事故の衝撃で隣にいた乗用車に衝突した。

連鎖的な事故で7人が負傷し、ほとんどが骨折などを負った。正確な被害金額はまだ分かっていない。
韓国警察はEVタクシーのEDR(事故記録装置)、DTG(運行記録計)を確保し、国立科学捜査研究院に速度、加速ペダル変位量、ブレーキペダル操作の有無、ハンドル操向角などの分析を依頼する予定。また、ドライブレコーダーの映像、事件関係者の調査などを総合して、詳しい事故の経緯を把握する方針。
以上、

EVはコントロールシステムが集中しユニット化されている。安全のための代賛機能が脆弱であり、ユニットが衝突のショックですべての機器・機能を制御するコントロールシステムに異常を生じさせ、スイッチも切れず、アクセルペダルのエンジンブレーキも機能せず、シフトダウンも機能せず、ブレーキも機能しなかった。
今後、こうした問題をクリアーするため、各装置ごとの安全のための補助装置が必要となろう。当然、販売価格はさらに高くなる。
それでも当タクシーEVは、衝突および数回転しながらEVバッテリー破損による火災を起こさなかったようだ。

 

[ 2023年9月28日 ]

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