アイコン ウクライナ行き155ミリ砲弾、南北朝鮮砲弾がガザで炸裂の可能性


韓国は米国から110万発以上の155ミリ砲弾を受注し、随時納品しているが、形式上は米軍へ納めるものの、実態はウクライナへ供給されている。
 これまでウクライナに対しては米軍から100万発以上、米以外のNATO各国から計100万発以上、これは今年3月までにウクライナに供給された155ミリ砲弾、旧ソ連製でも50万発は使用したと見られ、250万発が3月までの1年間に使用されたことになる。
日々平均7千発がウクライナ側から発射され、ミサイルは別もの。

一方、ロシア側は当初の進撃により、それ以上の砲弾をウクライナ側に撃ち込んでいたものと見られる。
ロシア側も砲弾が不足し、ワグネルが不満を爆発させていたが、最近、北朝鮮からも調達開始したようだ。
ロシアの砲弾口径は122ミリが基本。旧ソ連圏の古い兵器やその兵器を国産し続けている東欧国の砲弾もそうだ。
当初、東欧製砲弾と西欧と米国が供与する各種大砲が合わない問題が発生していた。

 現在では最新の欧米の大砲(戦車や榴弾砲など)が、ウクライナ戦場では主となり、米国はウクライナへの供給砲弾をフル生産しているものの間に合わず、韓国から10万発+100万発を調達している(今年4月までの契約/その後さらに増加している可能性が高い)。

韓国の納入先は米軍が指定したドイツ以東のNATO米軍基地などが主、そこからウクライナへ送られている。
 ウクライナでは冬を目前にして東部と南部でウクライナ側の領地奪還のための激しい戦闘が続いている。

 

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<イスラエルの現状>
2023年10月7日にイスラエルで発生したガザのハマスの奇襲攻撃。
イスラエル人や外国人が1400人あまり亡くなった。膨大な兵力と最新兵器を有するイスラエル軍もその反撃はすさまじく、ガザを兵糧攻めにしてうえで、連日、大空襲を起こっている。ガザのパレスチナ人の犠牲者は4000人を超えている。3倍返しの水準。

対パレスチナ最強硬派のネタニヤフが首相の座にあり、10倍返しどころか、20~30倍返しの死者数を発生させるものと見られる。
今後、地上軍を投入し、ハマスの掃討作戦を実施するため、現在、住居ビルも含めあらゆるビル群を破壊し尽くしている。

一方、ハマスは7日、3~4千発のロケット弾をイスラエル側に撃ち込んでいる。イスラエルの衝撃は、陸・海・空・宇宙から完全監視状態の中、ガザへそうした大量の兵器がどうやって搬入されていたのか、今もって謎のままになっている。

<砲弾>
イスラエルに撃ち込まれた砲弾の不発弾や破片の中にはハングル文字もあると報じられている。北朝鮮製と見られる。
北朝鮮は中東へは以前から、多くの兵器=ロケット砲や対戦車ミサイルなどを輸出しているとされていた。

米バイデン政権は、来年の大統領選を控え、ユダヤ系(スーパー財閥)を取り込むため、イスラエルと同体化してきている。
すでにアイアンドーム用に迎撃ミサイルを供与しているが、ウクライナへ供与する砲弾を急遽、イスラエルにも振り分けるという。

当然、イスラエル軍がガザへ地上侵攻する場合、砲弾はいくらあっても足りない。米バイデン政権が地上軍投入を砲弾を供与することにより、容認、お墨付きを与えたものと見られる。イスラエル北西部ではレバノンと接し、ヒズボラと対峙しており、砲弾はいくらあっても足りない状態が続く。

<バイデンは選挙戦でユダヤの銭を最優先>
(ただ、10月に入っての米国の反戦気運はイスラエルの空爆に向けられており、米国各地の集会をリードしているのはZ世代だという。9月の世論調査(WP紙+ABC放送の合同調査)ではトランプ氏がバイデン氏を10ポイントリード、バイデン氏は今後膨大な選挙資金をユダヤから取得、その見返りにZ世代の票を手放すのか、瀬戸際に立たされる。また、知名度の高い民主党のケネディ氏が無所属で出馬、Z世代や中間層を吸収する可能性もあり、トランプ氏がますます有利になるが・・・。ただし、10月の世論調査はまだ未発表、イスラエル問題と下院議長ゴタゴタ問題があり流動的・・・)

米国の福音派は米国では信者数8000万人(公称)とされる。ユダヤ教と近い関係にあるが、支持政党は共和党保守派、関係が深い人物はトランプ政権時代のペンス副大統領であり、民主党ではない。
バイデン氏はベネズエラでの動きもあり、ユダヤの銭でモノを言わせる戦術の選挙戦のようだ。

今回の決定で、米軍へ納品されている韓国製の砲弾も米軍経由でイスラエル側に搬入される可能性が高くなる。
イスラエルでは、南北朝鮮の砲弾が飛び交うかもしれない。

<韓国のUAE駐留アーク部隊の存在>
韓国は2010年にUAEから原発(4基)を受注する際、フランスなどライバル国を蹴散らすため原発警備に軍隊を派遣する条件で受注した。
現在200人あまりのアーク部隊をUAEに駐屯させている。60年間原発(2020年から随時運転開始)を稼動させたとして、原発稼動までの10年間を入れ最長70年間UAEを、UAEの原発を、韓国軍は無償で守護することになっている。
今年1月、国際常識のない検察トップだった韓国の尹大統領は、UAE訪問において「UAEの敵はイランだ。韓国の敵は北朝鮮だ」と発言、波紋を投げかけていた。
UAEとイランは、昨年8月にUAEはイランに大使を復帰させ正常化に向けた動きをしており、サウジはイランと国交を回復させている(2016年断交して引き上げていた)。何れも中国が仲立ちしている。
大統領がノー天気だとしても、スタッフ・ライターまでノー天気では居た堪れない。
2021年11月、韓国はUAEと約35億ドル(5200億円/149円換算)の兵器輸出で合意している。迎撃・攻撃ミサイルを主にしたもの。

北朝鮮もまた中東へ、イランやイエメン・シリアへ大砲+砲弾や対戦車砲などを供給しており、中東の多くの武装勢力にも渡っているという。

雨が降れば桶屋が儲かる時代が続く。
今や地球人の頭が温暖化してしまったのか雨は砲弾の雨に化かしている・・・。
反省なくば一度あることは必ず2度ある世界。再び黒い雨が降る日も意外と早いのかもしれない。

↓韓国製155ミリ砲弾
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[ 2023年10月23日 ]

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